元NFL選手が医師宅に押し入り家族ら5人射殺、その後自殺  

米プロフットボールリーグ(NFL)の元選手フィリップ・アダムズ容疑者(32)が7日、米サウスカロライナ州ロックビル近郊で医師宅に押し入り、医師やその家族ら5人を射殺し、その後自殺したことが明らかになった。

当局が8日に発表したもので、犠牲者と同容疑者との関係や動機など詳細は明らかになっていない。

米CNNなどによると、アダムズ容疑者は医師のロバート・レスリーさん宅に押し入り、部屋にいたレスリーさんと妻、9歳と5歳の2人の孫を射殺。さらに外にいた空調技術者2人にも銃口を向け、1人が現場で死亡し、もう1人は病院に運ばれて重体だという。

警察は現場に残された遺留品からアダムズ容疑者の犯行だと断定し、現場近くの容疑者の両親宅に向かい、両親を外に避難させたのちに拡声器を使うなどして外に出てくるよう数時間に渡って説得したものの、その後室内で頭を撃って死んでいる容疑者を発見。検察官は、銃で自殺したとの見解を示した。

近隣住民がレスリーさん宅から20発近くの銃声が聞こえたと警察に通報しており、AP通信は関係者の話として同容疑者はレスリーさんの患者だったと伝えているが正式発表はされていない。

アダムズ容疑者は2010年のドラフトでサンフランシスコ・フォーティーナイナーズに指名されて入団し、15年に引退するまでディフェンスバックとしてシアトル・シーホークスなど5チームでプレーした。

アダムズ容疑者の父は地元テレビ局の取材で、「息子はいい子だった。フットボールが彼の人生をダメにしたと思う」とコメントし、競技から遠ざかったことで精神的に苦しんでいたことを明かしている。(ロサンゼルス=千歳香奈子通信員)

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