大臣待機組の初入閣「在庫一掃」批判、また震災失言

大臣待機組の初入閣「在庫一掃」批判、また震災失言

桜田義孝元五輪相(18年11月6日撮影)

桜田義孝五輪相は10日、都内で開かれた高橋比奈子衆院議員(自民)の会合で「(東日本大震災の)復興以上に大事なのは高橋さんだ」と発言し、引責辞任した。

復興に絡む失言で安倍内閣の大臣が辞任するのは、今村雅弘元復興相以来、2人目。今村氏は17年4月、東日本大震災に関し「まだ東北で、あっちの方だったから良かった」と発言、翌日辞表を提出した。首相はこの日、あらためて「すべての大臣が復興大臣との認識を再確認し、今後も東北の復興に全力を傾けたい」と述べたが、そもそも大臣の任命理由を「適材適所」としてきた首相の説明も、あらためて問われる。昨年10月発足の現内閣の大臣は大臣待機組の初入閣が多く、「在庫一掃」と批判された。桜田氏自身「なぜ選ばれたか分からない」と述べており、在庫一掃の弊害が招いた辞任劇ともいえる。