浜松市ミニシアター営業再開「不退転の思いで」館主

浜松市ミニシアター営業再開「不退転の思いで」館主

15日から営業を再開させたシネマイーラの榎本館主

先月25日から休館していた静岡県浜松市中区のミニシアター「シネマイーラ」が15日、営業を再開した。

新型コロナウイルス感染防止のため、入場者数を各回最大50人に制限し、千眼美子主演の「心霊喫茶『エクストラ』の秘密」を上映した。

館主の榎本雅之さん(66)はこの日の起床時、「お客さんが来るか、機械がちゃんと動くか」と不安だったという。だが、午前10時開始の1回目の上映には、約30人の観客が来館。「休む直前には、1日に1〜2人、0人の日もあった。常連さんが来てくれて、うれしいですね」と安堵(あんど)した様子だった。

休業中には、館内の壁の塗装や清掃など、業者にメンテナンスを依頼。また、先月からインターネットのクラウドファンディングで運営資金を募り(27日まで)、すでに約1500万円を調達した。今後、老朽化が進むビル内のエレベーター改修や、防災設備の充実に資金を充てる予定だ。

今年8月から約1年かけて、映画「男はつらいよ」シリーズの連続上映を考えているという。榎本さんは「今後に不安もあるが、ポジティブでいたい。不退転の思いでやっていく」と意気込んだ。【河合萌彦】