八戸学院光星高の教職員が生徒や園児に手作りマスク

八戸学院光星高の教職員が生徒や園児に手作りマスク

完成した手作りマスクを手にする八戸学院光星の教職員(同校提供)

先生の思いの詰まったマスクが、子どもたちを守る。新型コロナウイルス感染拡大防止のため、八戸学院光星高(青森)では保育福祉科の教職員10人が、生徒や系列3園の幼稚園児たちに手作りマスクを配りサポートしている。マスク不足に対応するために、3月下旬から自主的に製作を続けてきた。

「幼稚園にはいつも生徒が保育実習でお世話になっているので、少しでも力になればと思いました」と同科科長の蝦名淳子副教頭。休校期間中、先生たちは仕事の合間や勤務後に、ミシンと裁縫道具を使い1枚1枚丁寧に仕上げてきた。7日には園児270人と、園の教諭たちに約400枚が贈呈された。ネットで購入した白、オレンジ、青、カーキなどのジャージー生地で作られたマスクに、園児たちも興味津々の様子。教諭たちからも「子ども用マスクも手に入りづらい状況なので、とても助かります」と感謝の声があふれた。

甲子園常連の野球部をはじめ、部活動も盛んな同校。多くの大会が中止となる現状に、蝦名副教頭も心を痛める。昨年まで弓道部の顧問を務めていただけに、生徒の気持ちが痛いほど分かる。「モチベーションが落ちないように、学校としても精いっぱい、いろいろなことでサポートしていきたい。みんなが同じ思いで苦境を乗り越えようとしている。前向きに新たな目標に向かっていければ」。

11日に学校が再開し、新入生260人にもマスクが渡される。女子バスケットボール部の部員たちからも自主的に作製した約200枚も寄せられた。善意の輪は自然と広がる。「1日も早い感染の終息と、当たり前の日常が戻ることを祈りながら、目の前のやるべきことをしっかり果たしていきたい」(蝦名副教頭)。今後は学校に戻ってきた保育福祉科の生徒たちも加わり、生徒や福祉施設などのためにも作業が続けられる予定だ。【野上伸悟】