球児受け入れの宿泊施設「残念」「準備していたが」

球児受け入れの宿泊施設「残念」「準備していたが」

現在はシートで覆われ工事中のやっこ旅館(撮影・加藤哉)

新型コロナウイルスの影響で、第102回全国高等学校野球選手権大会が中止となり、例年、球児を受け入れてきた兵庫県西宮市の甲子園球場近隣にある宿泊施設が20日、取材に応じた。

20年以上、鹿児島代表校を受け入れ、リニューアル工事中だった甲子園球場近くの「やっこ旅館」は、今夏の代表校受け入れから新装再開の予定だった。同旅館は「毎年、鹿児島代表が泊まるので、それに向けて準備はしていました」。昨夏大会後の9月から今年6月末まで工事のため休館。7月末から再開予定になっている。

同旅館の担当者は「リニューアル工事で、たまたまスタートが甲子園で、それに向けて進めていた」。大会中止に「残念な気持ちもあるけど、仕方ない気持ちもある」と受け入れた。

西宮市と隣接する尼崎市にある「都ホテル尼崎」は、東京(東西は未定)代表校を受け入れる予定だった。同ホテルの担当者は「(東西)どちらになるか分からないですけど、東京都ということで準備をしておりましたが、残念ながら中止になりました」と話した。

今年はもともと、開催が不透明だったため「こういった状態だったので、時に何か特別なことを前もってしてるということはなかった」と前置きしつつも、受け入れへの事前準備は進めていた。「開催が決まりましたら、当然ながら衛生面とか、今でもしていますが、そういったことの用意はする心づもりではいました」と説明した

同ホテルは4月25日から5月31日まで、全館が臨時休業。5月の金、土曜日と31日に、客室の窓を使ってハート形を描くライトアップをしている。担当者は「近くに病院もあるし、ステイホームで頑張っている方もいる。私たちが普通に生活していくために動いていらっしゃる方もいるので、何かメッセージを送れないかなと」とも話していた。【星名希実】