自粛期間に“闇営業”水商売協会が厳しい現状報告

自粛期間に“闇営業”水商売協会が厳しい現状報告

日本水商売協会が作成した新型コロナウイルス拡大防止のためのガイドライン(撮影・村上幸将)

一般社団法人・日本水商売協会が22日、都内で会見を開き、新型コロナウイルス拡大防止のための業界独自のガイドラインを作成したと発表した。

会見では、感染が拡大し始めた3月から休業が続く中、ある大手キャバクラで50店舗が閉店に追い込まれたことが報告された。また東京・銀座でクラブ「ル・ジャルダン」を経営する望月明美ママは「銀座ではやっていないが、都内でやっている店がある。このままいくと、生き延びるために始めてしまう店は、さらに出る」と、自粛要請の中でこっそり営業する、いわば“闇営業”を余儀なくされている店があり、その数は自粛が続くほど増加すると指摘。水商売業界の厳しい現状が浮き彫りとなった。

銀座で「クラブNanae」を構える唐沢菜々江ママは「銀座のお店は、どこも3月から縮小営業に入りまして、緊急事態宣言が出る前の4月頭からは一斉休業に入った。女性キャストは、日給、月給なのでお給料は出ていない。社員の(男性キャスト)黒服の給料、家賃などの固定費はかかっています」と、夜の銀座の厳しい現状を語った。その上で「(自身が経営する)全店舗で、2000〜2500万の固定費が出ると思ったが、家賃を引き下げていただいたり、黒服の給料も満額ではないので、1500万円くらいは毎月かかる」と語った。

望月ママも「4月1日から休業しています。女の子たちは苦しがっていて、男性スタッフも大変。周りの美容院、貸し着物屋さん、飲食業も全て休業。それらが1棟に集まったビルは、ビルごと倒れる(倒産)といっても過言ではない状況」と説明。その上で「そうした事情、夜の銀座の文化を何も分からないまま、ナイトクラブなどをやり玉に挙げている。分かっていたら、そんなことは出来ないはず」と、小池知事に怒りをにじませた。