狭い犬舎で犬同士けんか発生、2頭殺傷し書類送検

広島県警は4日、保護した多数の犬を犬舎の中で飼育したことで、犬同士のけんかが発生し、2匹の犬を殺傷させたとして、動物愛護法違反の疑いで同県神石高原町のNPO法人「ピースウィンズ・ジャパン」と、同法人の男性役員(52)と無職の女性(47)を書類送検した。役員らは容疑を否認しているという。

「ピースウィンズ・ジャパン」の関係者は取材に対し「警察からの連絡が全くないので一切、答えられません」と話している。

送検容疑は、17年11月17日頃から18年1月19日までの間に、施設内の犬舎で保護した犬を過密状態で飼育し、犬同士のけんかから、犬から犬への一方的な攻撃を招き、2匹の犬を殺傷させた疑い。

広島県警によると、18年11月20日にも、飼育する犬に年に1回、義務付けられている狂犬病予防の注射を接種させず、注射済みの札を装着していないとして、狂犬病予防法違反の疑いで3人を書類送検していた。その3人の中に、動物愛護法違反の疑いで書類送検された男女も含まれていた。

同県警によると、一部から「ピースウィンズ・ジャパン」の犬の飼育に関して相談があったため捜査し、狂犬病の予防接種を接種させていないことが判明したため、まず狂犬病予防法違反の疑いで書類送検した。さらに捜査を進める中で、ピーク時には6平方メートルの犬舎の中で15〜20匹の犬を飼育していたとの情報があり、慎重に捜査を進めていたという。