29歳孫、初対面で祖父の首刺す 殺人未遂で逮捕

祖父の首などを刺したとして、警視庁に殺人未遂の疑いで5日逮捕された住所、職業不詳、馬場法明容疑者(29)が、祖父とは初対面だったことが6日、捜査関係者への取材で分かった。

同関係者によると、被害者は馬場容疑者の母方の祖父だが、同容疑者の物心がつく前に祖母と離婚しており、同容疑者は祖母の再婚相手を祖父だと認識していた。馬場容疑者は事件当日の2日に初めて実の祖父と対面し、そこで生活態度を罵倒されてカッとなって刺したという。

城東署によると、馬場容疑者は4〜5年前から実家で大声を出し、暴れるなどのトラブルを起こし、家族から「家から出て行け!!」と追い出されたという。その後、職を転々とし、住み込みで働くなどしていたが、2月に仕事を辞めた後は無職で、住所もなく、実家に時折、戻っては金を無心しては暴れ、騒いでいたという。馬場容疑者の素行不良にたまりかねた母親が、近所に住んでいた実の父、同容疑者にとって実の祖父に「息子に困っている」と相談。祖父は「何かあったら、俺のところに連れてきて良いよ」と快諾したという。

馬場容疑者は、2日未明に再び実家に現れて騒ぎ、家族から「おじいさんのところに行ってみろ」と説得され、明け方に祖父の住むマンションに行き、そこで初めて「おじいさんだよ」と知らされたという。その後、祖父から、生活態度などについてしかられ、2日午後7時過ぎ「生活態度とか罵倒されて頭にきて」(馬場容疑者)部屋にあった包丁で祖父の首を複数回、さらに顔なども刺した疑いがもたれている。

馬場容疑者はその後、血まみれの姿で近所の民家に足を運び、「人を殺した。110番してくれ」と告げ、通報を受けて駆け付けた警察官に逮捕された。捜査関係者によると、同容疑者は調べに「カッとなって首の付近目がけて突き刺した」などと供述しているという。

刺された祖父は、全治4週間のケガを負ったものの一命を取り留めた。【村上幸将】