羽生善治九段「恐縮です」藤井七段から最多勝の花束

羽生善治九段「恐縮です」藤井七段から最多勝の花束

インターネットテレビ局AbemaTVの番組収録で藤井聡太七段(右)から花束を贈られた羽生善治九段(撮影・村上幸将)

将棋の羽生善治九段(48)が8日、都内で行われたインターネットテレビ局AbemaTVの番組収録で、通算勝利数単独トップの1434勝の達成を祝し、藤井聡太七段(16)から花束を贈られた。羽生九段は「ありがとうございます。恐縮です、どうも」と言い、藤井七段とともに笑みを浮かべた。

羽生九段は4日、東京・千駄ケ谷の「将棋会館」で行われた第60期王位戦挑戦者決定リーグ白組プレーオフで永瀬拓矢叡王(26)に勝ち、故大山康晴十五世名人の最多勝記録を約27年ぶりに更新した。「いろいろなところで取り上げていただきましたので、お祝いのメッセージをいただき、励みになった。これを機に次、頑張っていこうと」と反響の大きさを口にしつつ、今後の抱負を語った。

7日に行われた日本将棋連盟の通常総会で、76年に建てられて老朽化が進む将棋会館について、棋聖戦の特別協賛のヒューリックが所有し、建て替え計画がある千駄ケ谷センタービルへの移転案が可決された。会館建設準備委員会の委員長を務める羽生九段は「答申を出すところまでが大きな役割で、終わってホッとしています」と思いを語った。千駄ケ谷とともに歩む方向性については「これだけ長くいるわけですから、地元の人たちとともに愛着を持って将棋を通じて交流を広げていけたら」と感慨深げに語った。【村上幸将】