東京航空局職員が1カ月無断欠勤 所持金尽き警察へ

航空局職員が1カ月無断欠勤

東京航空局は11日、4月26日から5月24日まで無断欠勤が続いたとして、羽田空港で土木施設の維持管理業務を担当する20代の男性職員を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分としたと発表した。男性職員は、同日付で退職した。無断欠勤の理由について「仕事から逃げたかった」などと説明しているという。

東京航空局の担当者によると、男性職員は4月26日から無断で欠勤し、電話にも出ず、上司が自宅に行ったが不在で連絡が取れない状況だった。

上司が同28日に再度、自宅近くまで出向いて面談を行ったが、その後、再び連絡が取れなくなった。その後、5月24日に、所持金がなくなったとして警察に自ら保護を求めたという。

男性職員は、警察からの連絡を受けた東京航空局の複数名の職員からの聴き取りに対し、「ただ、仕事から逃げたかった。逃げ出したいという気持ちで、衝動的にやってしまった」などと説明したという。警察も、事件性はないと判断しているという。

東京航空局によると、男性が行っていた羽田空港の土木施設の維持管理業務は8時間勤務で、24時間体制の勤務を4チーム体制で回すという。勤務時間帯もローテーションで、一部のチームだけに深夜や早朝の業務が偏ることはないという。担当者は「本人の勤務態度に問題はなく、業務が偏っていたということもない。聴き取りの結果、職場の人間関係にも問題はなかった。なぜ、そんなに長期にわたって連絡を取らなかったのか、何から逃げたかったのかは、つかめていません」と、理由が分からない、若手職員の“五月病”に困惑気味に語った。

男性職員は、退職の際には「ご迷惑をおかけしました」と謝罪したという。【村上幸将】