無症状や軽症者に「疑って検査」意識薄い/医師分析

東京都は3日、新型コロナウイルス新規感染者が124人だったと発表した。2日連続で100人以上を超えた。

感染確認が急増している東京の現場状況について、品川区PCR検査センターにもかかわっている感染症医、のぞみクリニックの筋野恵介院長に聞いた。品川のセンターは、1日2時間で約20人の検査を、週数日行っている。

筋野氏によると、症状は微熱程度で、陽性でも無症状や軽症者が多いという。また医師が検査が必要と判断して手続きを取ってから、検査まで数日かかる。これらの人について「どこかに寄ってくるとか、これから出かけるとか、駅を教えてほしいと聞いてくる人などもいる。病気かもしれない、疑いがあって検査しているという意識が薄くなっているように思う」と指摘する。

結果は検査から12〜24時間後、通常は翌日に判明するという。この間も、本来は待機すべきだが、実際の行動は把握しにくい。陽性と分かり、入院治療が必要ない場合は、宿泊療養か自宅療養になる。筋野氏は「指導はしても、自宅療養などの行動は分からない。例えば1人暮らしの人は最低限の買い物などもある」という。

ダイヤモンド・プリンセス号に派遣された経験もある筋野氏は「医療的には緊急事態宣言解除は早かったように思うが、経済的なこともあり、難しい問題。(現在の傾向は)しばらく続くのではないか」とみている。