小倉智昭氏が聖火皿に点火 東京五輪の金は「30個近くいくんじゃない」

小倉智昭氏が聖火皿に点火 東京五輪の金は「30個近くいくんじゃない」

トーチを手に東京五輪への思いを明かす小倉智昭氏(撮影・鎌田直秀)

東京五輪聖火リレーの東京都4日目は12日、立川市内で無観客の点火セレモニーのみ行われた。00年シドニー五輪など夏冬合わせて8度の現地取材を経験してきたキャスターの小倉智昭氏(74)が、最終走者として聖火皿に点火した。

「これが国立競技場の聖火台につながるんだなあと思ったら、うれしかったです」。64年東京五輪では府中市で副走者を務めたが、初めてのトーチを手に「前回は水道管みたいな感じだった。今回は聖火リレーを走らない人でも欲しくなりそう。東日本大震災の仮設住宅に使われていたものを再利用したとは信じられない」と力強く握り締めた。

今回も民放局の一員として取材予定だ。五輪の思い出を問われると「シドニーオリンピックのマラソンで高橋尚子さんのゴールを目の当たりにした。スタンドでQちゃんが来るのを待っていてかわした言葉は鮮明に覚えていますね」。ほとんどの会場での無観客開催決定には「リオの男子400メートルリレーでメダルをとったあとは選手と抱き合って喜んだのですが、ミックスゾーンでそういうことも出来ないのは悲しい」と無念の表情。「3回目の緊急事態宣言が解除となった時、まだ早いと専門家の意見があったけれど、もう少し伸ばしていたら観客も入れられたのかなと思う。でもオリンピック中の緊急事態宣言は外に出る人がいなくなるよ。自宅で見る人が増えれば町はひっそりとして感染防止になる」と一長一短を挙げた。

個人的には「全部見たい。体が1つじゃ足りない」と21日にソフトボールと女子サッカーでの競技開幕を心待ちにしている。「私は陸上競技をやっていたので、400メートルリレーのメンバーがどうなるかが楽しみ。サニブラウン(ハキーム)の伝い方をどうするのか。男子110メートルハードルの2人がメダルに手が届くと思っている。走り幅跳びも日本選手権の跳びがあれば。20キロ競歩も堅い。水泳、柔道は大方の予想通り、たくさんのメダル。バドミントンは男女シングルス含めてすべての種目で期待出来る」とメダル展望を分析。金メダルに関しては「アテネの16個を超える30個近くいくんじゃない」と予想した。【鎌田直秀】