藤井聡太王位に敗れた豊島竜王「詰む、詰まぬのところで誤算」終盤逆転許す

藤井聡太王位に敗れた豊島竜王「詰む、詰まぬのところで誤算」終盤逆転許す

インタビューを受ける豊島将之竜王(日本将棋連盟提供)

将棋の最年少タイトルホルダー、藤井聡太王位(棋聖=18)が豊島将之竜王(叡王=31)の挑戦を受ける、第62期王位戦7番勝負第1局が13、14の両日、北海道旭川市で行われ、102手で後手の藤井が勝ち、対戦成績を1勝1敗のタイに戻した。終盤に逆転負けした豊島は3期ぶりの王位奪取に向け、気持ちを切り替えた。これで藤井との対戦成績は7勝2敗。2日制のタイトル戦では初黒星となった。

戦型は角換わりの相早繰り銀。豊島が先にリードを奪い、研究の深さをいかしながらじりじりと差を広げた。「序盤、中盤、終盤、隙がない」と評されるスタイルを貫いたが、最終盤に逆転された。終局後、豊島は難解な中盤戦について「模様はよかったと思うが、具体的な手が難しかった」と振り返り、終盤の逆転負けに「詰む、詰まないのところで誤算があった」と話した。

7番勝負第3局は21、22日に兵庫県神戸市「中の坊瑞苑」で行われる。次局に向け「気持ちを切り替えて、コンディションを整えて頑張りたい」と前を向いた。7番勝負で、先に4勝を挙げた棋士に「王位」の称号が与えられる。【松浦隆司】