【ひふみんアイ】藤井聡太王位“苦手意識”払う1勝 シリーズの流れ変わる

【ひふみんアイ】藤井聡太王位“苦手意識”払う1勝 シリーズの流れ変わる

豊島将之竜王(左)対藤井聡太王位(右)の王位戦7番勝負第2局は立会人の広瀬章人八段(中央)が封じ手を開封して2日目が始まった(日本将棋連盟提供)

<ひふみんアイ>

将棋の最年少2冠、藤井聡太王位(棋聖=18)に豊島将之竜王(叡王=31)が挑戦している、「お〜いお茶杯第62期王位戦7番勝負第2局」が14日、北海道旭川市「花月会館」で行われた。13日午前9時からの2日制で始まった対局は、14日午後6時59分、後手の藤井が勝って、対戦成績を1勝1敗のタイとした。以下は、「ひふみん」こと加藤一二三・九段(81)の「ひふみんアイ」です。

1勝以上の重みがある1勝です。この勝利でシリーズの流れが変わります。過去1勝7敗ですか。藤井さんの豊島さんに対する苦手意識は、今局の逆転勝ちで相当払拭(ふっしょく)できたと思います。

最近見たことのない角換わり早繰り銀で、目を引いたのは2日目の昼食休憩前後の手順。49手目先手2六飛に対し、後手3五銀先手2八飛後手3六歩先手2五飛後手4四銀とした局面です。形勢は悪い。一見、ぼんやりしています。ところが、この銀は最後まで守備で働き、歩は寄せに活用されました。悪い局面でも頑張れる。こんな指し方は誰にもできない。藤井さんの才能です。

豊島さんは77手目に先手5九玉と早逃げして後手4九銀を消しましたが、後手9九金で流れを渡した気がします。