バイデン政権、ワクチン接種率向上対策キャンペーンに米新人歌手を起用 

今年1月にシングル「Drivers License」でデビューした米新人歌手オリヴィア・ロドリゴ(18)が14日、ホワイトハウスを訪問し、バイデン米大統領と感染対策トップのファウチ博士と会談し、若年層に向けた新型コロナウイルスワクチンのキャンペーンに参加することを発表した。

「友人や家族と(ワクチンについて)会話することが重要です。そして、接種会場に足を運ぶことです」とロドリゴは記者会見でコメントした。

ロドリゴは、若者にワクチン接種を促すキャンペーン動画に登場し、その中でファンからのワクチンに関する質問にも答えるという。変異種デルタ株の感染拡大がワクチン非接種者の間で広がる中、若年層へのワクチン接種が急務としているバイデン政権の担当者は、現在最も人気のあるシンガーソングライターの1人で若者に絶大な影響力があることを起用理由にあげている。

「Drivers License」はリリースからわずか数日間でスポティファイでのストリーミング記録を塗り替え、世界で10億回再生を突破。5月にリリースしたデビューアルバム「SOUR」も大ヒットし、期待の新人として注目されている。

米国では現在、12歳以上の接種が認められているが、米疾病対策センター(CDC)によると12月から5月末までに少なくとも1回のワクチン接種を受けた成人は57%に上るのに対し、18〜29歳の割合は38%にとどまっている。バイデン政権はロドリゴの起用で12〜27歳の接種率を上げたい思惑があると伝えられている。(ロサンゼルス=千歳香奈子)