小池都知事「感染拡大のスピードが速いと感じる」4連休の移動抑制呼びかけ

小池都知事「感染拡大のスピードが速いと感じる」4連休の移動抑制呼びかけ

モニタリング会議に出席する小池百合子知事(2021年7月)

東京都は15日、専門家を交えて新型コロナウイルス感染症に関するモニタリング会議を行った。小池百合子知事は都内の感染状況について「これまで以上に感染拡大のスピードが速いのを感じている」と述べた。

新型コロナの新規感染者は14日に約2カ月ぶりの4桁となる1149人に上った。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長は「さらなる人流の増加や感染力の強い変異株により感染拡大が加速し、今年1月の第3波を早期に超える」と予測した。14日までの新規感染者の増加比が前回の124%を超え、約131%となった。7日間平均の増加比が同水準で継続すると、1週間後の21日には約1070人、東京五輪が23日に開会され、大会期間中の28日には1402人に上るとみている。増加比自体も5週連続で上がっているという。

12日に4度目の緊急事態宣言が発令された。東京都医学総合研究所の西田淳志氏によると、都内主要繁華街は、宣言発令後の3日間で、夜間滞留人口が6・3%減少、昼間滞留人口は2・3%減少したという。西田氏は「宣言に対する協力は得られているが、感染拡大を抑えるためにはさらに滞留人口を抑制する必要がある」と語った。

小池氏はモニタリング会議後の会見で「来週には4連休が控えている。昨年も夏休みに入る頃から人の移動が増えたのを思い出して欲しい」とし、「デルタ株の猛威を含めて、同じにならないためにもご協力お願いします」と呼び掛けた。宣言下での開催予定の五輪については「各国から来られるアスリートや関係者の皆さま方に安心安全の大会にすべく総合的な方法で受け入れの準備の真っ最中です」と話した。

小池氏と国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は、15日午後4時45分から都庁で会談を予定している。