菅首相IOC総会で開会宣言「困難乗り越え今こそ団結、人類の英知で開催」

IOC総会で首相"今こそ団結"

国際オリンピック委員会(IOC)の第138次総会が20日、都内ホテルで始まり、日本の菅義偉首相(72)が冒頭あいさつと開会宣言を務めた。

主なコメント内容は以下の通り。

「昨年来の新型コロナウイルス感染拡大は一進一退を繰り返しているが、医療従事者、ワクチン、長いトンネルにようやく出口が見え始めている。その中で開催されるオリンピック(五輪)。多くの会場は無観客となったが、その意義は損なわれるものではない」

「世界で40億人がテレビなどを通じて視聴すると言われている。困難を乗り越え、今こそ団結し、人類の英知で大会を開催したい。そして成功することを、この日本から世界に発信していきたい」

「前回の東京大会が行われた1964年は、私は高校生でしたが、いまだに、選手の皆さんの活躍は目に焼きついている。アスリートが夢と希望と感動、そして勇気を与えてくれると確信している。未来を切り開く原動力になるはずだ」

「明日(21日の先行開幕)から、東日本大震災の被災地である福島と宮城でソフトボールと女子サッカーが行われ、復興が進んだ日本の力強さが発信される。多様性と調和が大会のテーマで、女性アスリートの割合は過去最高になった。パラリンピックでは共生社会の実現に向けて、心のバリアフリーの精神を世界に発信していきたい」

「多くの制約があり、これまでと異なるが、安心して大会に参加していただけるよう対策を徹底し、安心安全な大会とすることを約束したい」

「それでは、第138次IOC総会の開会を宣言します」