東京で五輪期間中に1日2600人感染の試算「第3波超える」専門家警告

都"第3波超える"専門家警告

東京都は21日、都内の新型コロナウイルスの感染者が新たに1832人確認されたと発表した。1日当たり1800人を超えたのは年末年始の第3波の1月16日以来。1週間前の水曜日より683人増えており、五輪開幕を目前に、感染拡大の急加速が鮮明になった。死者は4人。

この日の都のモニタリング会議では、現状で推移した場合、新規感染確認数の7日間平均が、東京五輪期間中の8月3日には2598人になるとの試算が示された。7日間平均の感染者数は前回の817人から7月20日時点で1170人、増加比は前回の131%から149%と大きく増加した。

専門家は「第3波を上回るペースで急拡大している」と指摘。この増加比が継続すると、8月3日には7日間平均でこれまでで最も多い第3波のピーク(1816人)を大きく上回る約2600人になるとし、「今後さらに人流の増加、デルタ株への置き換わりが進むと、2週間を待たずに第3波をはるかに超える危機的な感染状況になる」と警告した。前回15日の会議では、五輪閉幕後の8月11日に2406人に達するとの見通しだったが、感染拡大が加速している形だ。

感染経路は、同居する人からの感染が54・1%、職場が18・7%、施設などが7・8%、会食が6・2%で「感染に気付かずにウイルスが持ちこまれ、職場、施設、家庭などで感染例が発生している」という。また7日間平均のPCR検査などの陽性率は7・2%から10・2%へと大きく上昇。入院患者数も急増し、専門家はこのまま感染が拡大すれば「医療提供体制がひっ迫の危機に直面する」と強い懸念を示した。

小池百合子知事は、夏休みや4連休を前に、都民に対して「引き続き、不要不急の外出、都県境を越える移動、海や山へのレジャーを控えてください」などと呼び掛けた。