ドクター・中松氏が解任小林氏の後任名乗り「五輪の歴史にないことやる」

ドクター・中松氏が解任小林氏の後任名乗り「五輪の歴史にないことやる」

小林氏後任に中松氏が名乗り

ドクター・中松氏が解任小林氏の後任名乗り「五輪の歴史にないことやる」

東京五輪開会式前日の22日、多くが無観客開催となった状況を解消する新発明「有観客様無観客システム」を完成させたと明かしたドクター・中松氏

発明家のドクター・中松氏(本名・中松義郎=93)が、東京オリンピック(五輪)開会式前日の22日、日刊スポーツの単独取材にリモートで応じ、多くの競技が無観客開催となった状況を解消する新発明「有観客様無観客システム」を完成させたと明かした。

中松氏は、開閉会式の制作・演出を事実上のトップとして手掛けた元お笑いコンビ、ラーメンズの小林賢太郎氏(48)が、98年にコントで「ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)」をネタにしていたことで22日、解任されたことについて言及。「代わりに僕が総合ディレクターになれば、世界の誰も考えないこと、五輪の歴史にないことをやる」と“後任”に自ら名乗りを上げた。

東京五輪は、これまで重要な役割を担う人材によるトラブルが相次いできた。15年に、佐野研二郎氏が作成した公式エンブレムがベルギーの劇場ロゴと似ていると盗作疑惑が指摘され、白紙撤回を余儀なくされた。今年2月には、女性を巡る発言で森喜朗前会長が辞任。19日には、過去のいじめ告白が波紋を呼び、東京五輪開閉会式の楽曲制作担当を辞任したミュージシャン小山田圭吾(52)が辞任している。

中松氏は「人選する人がいい加減。もっと真面目な人を選んでくれよ、と。清らかな目か濁った目か…人柄を見れば、分かるんですよ。人を見ていないのが問題。真面目な人は真面目なんですよ」と、組織委の人選から問題があったと持論を展開。その上で「元来、不真面目な人間を適当に選んでいる。もっと真面目にやって欲しい。まともな人は、たくさんいる。ちょっと変わってるから、やらせるというのはダメ」と訴えた。

そして「2008年(平20)の北京五輪の時、私が発明したジャンピングシューズが使われ、盛り上がった。閉会式では日本しかないものを使うべきだ。新たな発明を検討したい」と強調。大会が17日間と、開発と制作の時間的余裕はないが「ジャンピングシューズの新版もあるかも知れない」と語った。

中松氏の近年の発明の中で世の中に大きな影響を与えたのが、日本国内でも新型コロナウイルスの感染が拡大し始めた20年2月14日に発表した「ドクター中松 スーパーメン SUPER M.E.N」だ。目からの飛沫(ひまつ)感染を防ぐ初のマスクで現在、世界各地で使用、普及しているフェースガードの先駆けとなった。中松氏は「閉会式で、選手全員がスーパーメンを着けるのも、五輪にとって歴史的」と笑みを浮かべた。

競技場の外にいる観客と競技場内をオンラインでつなげ、遠隔地にいる観客の姿を競技場内に像として映し出すことが出来る、新発明「有観客様無観客システム」を応用しての演出も考えている。「像として映すことが出来るのは人間の姿だけではない。何でも映し出すことが出来る。インパクトも大きいだろうから、今までのトラブル(での悪評)を挽回できるのでは?」と胸を張った。

加えて、要職に就いた人物の相次ぐ辞任を受けて、人間性、過去のさまざまな諸問題含め、調べることの重要性もささやかれる中、そのチェックが出来る新発明の開発についても「検討してもいい」と前向きに語った。【村上幸将】