【菅首相辞任】岸田氏、総裁選は「自民党の信頼取り戻す中で大切な選挙」

【菅首相辞任】岸田氏、総裁選は「自民党の信頼取り戻す中で大切な選挙」

岸田文雄前政調会長が総裁選へ向けた政策会見でコロナ対策、経済対策などを説明した(2021年9月2日撮影)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に立候補を表明している岸田文雄前政調会長は3日、フジテレビ系「Live News イット!」(月〜金曜午後3時45分)にリモートで生出演した。菅義偉首相が辞意を固めたことを受け、同局の加藤綾子アナウンサーらからの質問に答えた。

菅首相の辞意について「移動中にマスコミの情報として聞きました。驚きました」と明かし、「おそらくコロナ対策、そしてそれ以外さまざまな政治状況を、しっかり勘案した上での重たい決断だったと思います」と心中を推測。岸田氏は「まずは1年間、日夜休みなく、コロナ対策を始め重たい課題に取り組んでこられた菅総理に、心から敬意を表し、申し上げたいと思います」と伝えた。

岸田氏はさらに「菅総理の重たい決断、思い、これを国民の安心安全、結果につなげるよう、私の立場としてはしっかり、総裁選挙。努力を続けなければいけない。このように思っています」と、総裁選への決意をあらためて示した。

また、菅首相が、総裁選前の人事や解散総選挙を検討していると報じられたことについて聞かれると、岸田氏は「人事のタイミングについては、どうしてなのかな、と思った部分はあります」と率直に話した。その中で自身としては「さまざまな政治日程の中で、3年に一度行われる自民党の総裁選挙。国民の皆さんの厳しい声がある中で、信頼を取り戻す中で大切な総裁選挙と思ってました。決められた日程でしっかり行うことが大事だと、思ってきました」との考えを示した。

岸田氏は「(政治に対して)さまざまな声、反発の声も含めて、いろいろな見方や声があったっていうことは、十分承知しています」と政治不信の声にも言及。総理への道が近づいたか、という質問には「総裁選は9月29日投開票という日程。まだ1カ月近く時間があります。この1カ月近い間で、いろんなことがまだまだあると思います。ぜひ緊張感を持って、総裁選に臨み続けなければならないと思っています」と冷静に答えた。

安倍晋三前首相や麻生太郎副総理らにも出馬を報告したという。「党内の実力者の方々にごあいさつということで、お時間をいただき、足を運ばせていただきました。他の方々からも『頑張ってください』というお言葉をいただきました。これはおふたりからも同じでした」と明かした。

総裁選については「いろんな動きがあると思います(他に)どなたが出てくるかわかりません。政治に対する厳しい声がある中で行われる総裁選挙については、国民の皆さんや党員の皆さんにしっかり向き合って、選挙を行うことが大事。自民党の新陳代謝や、信頼を回復したい」と意欲を示した。

新型コロナウイルス対策については「なんといっても国民の皆さんの協力をいただくために、納得感が必要で、危機感を持って臨むこと、これがとても基本だと思っています。全体像を示して、国民の皆さんの納得感を得た上で、それにもとづいて、1つ1つ具体的な政策を進めていきたい」と述べた。