退陣表明の菅首相が会見、冒頭で19都道府県の緊急事態宣言期限延長を発表

退陣表明の菅首相が会見、冒頭で19都道府県の緊急事態宣言期限延長を発表

退陣表明の菅首相が記者会見

退陣表明の菅首相が会見、冒頭で19都道府県の緊急事態宣言期限延長を発表

菅義偉首相(21年6月)

自民党総裁選(17日告示、29日投開票)に出馬しないことを表明していた菅義偉首相(72)は9日午後7時から首相官邸で記者会見した。電撃的に退陣表明した先週3日から6日ぶりに報道対応した。

菅首相は冒頭、「本日新型コロナウイルス感染症対策本部で、19都道府県の緊急事態宣言の期限を12日から30日まで延長することを決定した」と発表した。

菅首相は新型コロナウイルス対応で医療関係者を含めた国民の協力に感謝した上で「ウイルスは変異を繰り返し、世界でいまだに猛威を振るっています。日本においても何度となく感染の波をもたらしてきた。この一年皆さんと多くのことを学んできた」と指摘。「ワクチンは効くということが分かりました。5月の連休明けに本格接種を始めて、これまでに1億4000万回の接種を超えました。死亡者を8000人減らすこともできた」と胸を張った。

3日の会見はわずか約2分、一方的に退陣理由を語って会見を打ち切った。「新型コロナ対策と総裁選の選挙活動には莫大(ばくだい)なエネルギーが必要であり、両立できない。コロナ感染防止に専念したいと判断した。総裁選には出馬をしない」と述べた上で「来週にでも会見します」と述べて、報道陣の質問に一切答えることなく、きびすを返して立ち去った。

首相はこの日の会見に先立って、新型コロナウイルス感染症対策本部で、10〜11月の早い時期までに希望する人々全員へのワクチン接種が完了するとの見通しを示し、「それに向けてワクチンの接種証明や検査の陰性証明を活用し、制限を緩和していく」とも述べていた。