吉村知事が西村氏に観戦人数制限の撤廃を直接要望

吉村知事が西村氏に観戦人数制限の撤廃を直接要望

大阪府公館で西村康稔経済再生担当大臣と意見交換した吉村洋文知事(撮影・松浦隆司)

大阪府の吉村洋文知事(45)と西村康稔経済再生担当大臣(57)が12日、大阪市内で新型コロナウイルス感染症対策について、意見交換した。吉村知事はマスク着用などを条件に、甲子園球場などスポーツ観戦会場での人数制限の完全撤廃を要望した。

政府は11日に新型コロナウイルス感染症対策分科会を開き、プロスポーツや映画館などの人数制限を緩和することを決定。プロスポーツは19日から上限5000人の制限が撤廃され、会場の収容人数の50%まで可能になる。

この新しいガイドラインに対して吉村知事は「座席があり、座ってマスクをしている状況であるなら、赤字覚悟で席を空けてくださいというのは、もうやめるべき」と見直しを求めた。 さらに「大事なのはマスク。スポーツ観戦などは、主催者のほうがファンに大声を出さないでくださいとお願いすることで、感染リスクはかなり抑えられると思う」と話した。

プロ野球・阪神タイガースの本拠地・甲子園球場を例に「5万人でも、ウイルスが空気感染して広がるわけではない。もしアルプススタンドで陽性者が出たとしても、座席番号が分かっているので、その周辺を調べればいい。数万人を調べる必要はない」と話した。

これまで吉村知事は芸能・スポーツイベントなど観客がマスクを着用できる状況であっても、客席の間隔を空けることが求められている現状に疑問を呈していた。この日、西村康稔経済再生担当大臣に「新ガイドライン」の見直しを提言した格好になった。