緊急事態宣言延長、シルバーウイークを前に全国の宿泊施設はため息

宣言延長で宿泊施設はため息

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が13日、東京などの19都道府県で延長される。18日から始まる「シルバーウイーク」を前に、全国の観光名所の宿泊施設からはため息がもれた。

日光東照宮(栃木県日光市)や那須高原(那須町)などがある、栃木県のある宿泊施設では、宣言の延長が9日に決定してから20件程あった9月の修学旅行の予定が全てキャンセルとなった。施設の担当者は「春ごろの予約が振り替えで9月となっていました。非常に厳しい状況です」と肩を落とした。東北の中学校など、1日約150人の予約がキャンセルとなり、100万円程度を見込んでいた売り上げがなくなったという。

緊急事態宣言からまん延防止等重点措置に移行した、宮城県の宿泊施設からも悲痛な声が上がった。仙台市のある宿泊施設の担当者は「県からの要請の内容が変わらない。アルコールが提供できなければお客さんは来ない」と吐露。シルバーウイーク期間の予約は増えていないという。

重点措置が解除された山梨県の富士五湖周辺のあるホテルは「解除されても自粛の雰囲気が続いている」と打ち明けた。予約数が昨年の同時期に比べ半数以下だといい、担当者は「GoToキャンペーンなどが再開すれば売り上げが少しはよくなる」と話した。【沢田直人】