「GoTo」大手旅行予約サイトなど割引制限相次ぐ

政府の観光支援事業「Go To トラベル」に関して、一部の大手旅行予約サイトで割引上限額を引き下げたり、予約回数を1回にするなど、制限する動きが相次いでいる。

「Yahoo!トラベル」「じゃらん」「一休.com」では12日までに、割引上限額を1泊1人あたり1万4000円から3500円に引き下げた。「楽天トラベル」は1会員につき予約1回とした。「Yahoo!トラベル」「一休.com」の担当者は、いずれも「より多くの方にご利用いただくため、このような対応を取らせていただいた」と説明した。

「Relux」や「dトラベル」は一時、販売を終了。「Relux」は公式HPで「ご好評につき、給付金額の予算上限に達しましたので、販売終了となりました」と説明した。JTBや日本旅行など条件を変えていない会社もある。

10月1日から東京発着の旅行が追加されたばかり。主な旅行予約サイトによる制限は、予約が急増し政府からの給付金が早期に上限に達する可能性が出てきたためとみられる。利用者からは「ようやくお得にたくさん旅行ができると思ったのに」「サイトによって上限が決められるとは知らなかった」など戸惑いの声も上がっている。

事業予算は約1兆3500億円だが、宿泊旅行の割引は9月15日時点で、735億円の予算消化にとどまる。混乱を受けて、加藤勝信官房長官は会見で「さまざまな意見を踏まえ、観光庁で対応を検討している」と話した。【近藤由美子】