7年連続最下位の茨城42位 都道府県魅力度ランク

7年連続最下位の茨城42位 都道府県魅力度ランク

大井川和彦茨城県知事(2019年2月23日撮影)

毎年、順位を巡って騒動が起こる「都道府県魅力度ランキング」が14日、発表され、昨年まで7年連続最下位の茨城県が過去最高の42位に躍進した。

昨年、台風19号被害の中、最下位と発表され、「はなはだ遺憾」と激怒した大井川和彦茨城県知事は一転、「皆さんがワクワクするような『魅力度ナンバーワン』の県を目指していきたい」と喜びのコメントを発表した。最下位は栃木県となった。

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ランキングを発表しているブランド総合研究所によると、茨城県について「とても魅力的」と回答する人は2・3%から5・0%に倍増した。世代別では、40〜50代と20代が顕著で、ブランド総研では「コロナによる巣ごもり生活で、スーパーに買い物に行くようになった層が茨城の豊かな農産品に触れたり、テレビを通して渡辺直美ら出身タレントに接し、認知度、情報接触度を高めたとみられる」と分析している。

インターネットによる調査は09年に始まり、今年で12回目。茨城県はブービーの46位だった12年を除くと最下位で、「47位の県? 上等でございます なめんなよ いばらき県」「のびしろ日本一。いばらき県」など自虐キャンペーンを展開。18年には「営業戦略部」を立ち上げて県を挙げて魅力度向上に取り組んできた。今年7月には民間による「いばらきビリ県脱出連絡会議」も発足している。

それだけに喜びはひとしおで、大井川知事は「首都圏の近接性、サイクリングやキャンプ等のアウトドア環境の優位性など、ウィズコロナ時代の新しい生活様式に合った魅力の発信を強化し、皆さんがワクワクするような『魅力度ナンバーワン』の県を目指していきたい」とコメントを出した。知事は7年連続最下位となった昨年、「台風19号による被害が広範囲にわたり、深刻な状況となっているタイミングで発表されたことは、はなはだ遺憾」「この調査がどのような方法で行われているのか精査し、適切な対応を考えたい」と怒りのコメントを発表している。

ブランド総研は茨城県の最下位脱出について「コロナの影響があるだけに、来年以降、楽観できない」としている。最下位は隣県の栃木。日光、那須を中心とした「観光」、宇都宮のギョーザなど「外食」がマイナスになった。「コロナで明暗が出た」という。福田富一知事は「来年こそは同じ結果にならないよう取り組みたい。栃木の魅力を測るための適切な指標なのか疑問」とコメントした。魅力度トップは12年連続で北海道。【中嶋文明】