鉄柱倒壊ゴルフ練習場、被害宅に再び補償応じる意向

鉄柱倒壊ゴルフ練習場、被害宅に再び補償応じる意向

鉄柱倒壊「災害ADR」を活用

鉄柱倒壊ゴルフ練習場、被害宅に再び補償応じる意向

「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が倒れ込み崩壊した近隣の住宅(2019年10月28日撮影)

台風15号の影響で、千葉県市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が倒れ込んで住宅被害が出た問題で、ゴルフ練習場側が再び補償に応じる意向を打ち出し、手続きを進めていることが8日、分かった。

ある住民によると、千葉県弁護士会紛争解決支援センターが運用開始した台風15号及び台風19号による災害トラブルに限り手数料を減免する「災害ADR」を活用しての補償を目指し、ゴルフ練習場側オーナーは弁護士を通じて、すでに同センターに申し立てたという。この日、オーナー側弁護士から住民への説明会が市原市内で行われた。

説明会に出席した住民によると、オーナー側弁護士は「自然災害ということはいったん棚に上げて、補償の話をしましょう」「災害ADRで補償請求できます」などと、説明したという。また「年内にも決着をつけたい」と話すなど、補償を迅速に進めたい意向も明らかにしたという。

住民の1人、松山高宏さんは「争わないといけないと思っていた。望んでいた円満な解決に1番近い形です」と歓迎した。

また、次男夫婦の自宅が被害を受けた湯浅泰一さんは「一つ進んだなと思いました」と前向きに受け止める一方、原則3回以内の話し合いとされるため「3回で話し合いが済むのか不安。壊れた家や家具などがどう評価されるか分からないので心配です」と不安も口にした。