【今年のタイトル戦】前半独壇場の渡辺3冠止めた藤井4冠が後半快進撃

【今年のタイトル戦】前半独壇場の渡辺3冠止めた藤井4冠が後半快進撃

竜王戦第4局、前日の指し手を再現する藤井聡太3冠(代表撮影)

将棋の藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が豊島将之竜王(31)に挑戦する、第34期竜王戦7番勝負第4局が12、13の両日、山口県宇部市・ANAクラウンプラザホテル宇部で行われ、後手の藤井が豊島を破り、開幕から4連勝で竜王を奪取した。

   ◇   ◇   ◇

藤井聡太竜王の誕生で将棋界は今年のタイトル戦をすべて終えた。

前半は渡辺明3冠の独壇場だった。1月から始まった王将戦7番勝負で永瀬拓矢王座を4勝2敗で下すと、2月からの棋王戦5番勝負は糸谷哲郎八段に3勝1敗、4月からの名人戦7番勝負は斎藤慎太郎八段に4勝1敗と、3冠を堅持した。今年の初めに「3つのタイトル戦に全力投球する。3つとも防衛できれば満点」と話していた。目標を達成して、棋聖戦に挑戦。前半のタイトル戦皆勤賞だったが、3連敗して、藤井に挑戦を退けられた。

7月に棋聖初防衛を果たした後は、藤井の快進撃。豊島との頂上対決を全て制した。王位戦7番勝負は開幕局こそ落としたものの、4勝1敗で初防衛。同時進行していた叡王戦5番勝負はお互いに先手番をキープして、3勝2敗で奪取。竜王戦7番勝負はストレート勝ちだった。

9月から始まった王座戦5番勝負は、永瀬王座が挑戦者の木村一基九段に3勝1敗で防衛。3連覇を達成した。