藤井4冠許した豊島将之「自信のある手順見つからなかった」竜王失い無冠に

藤井4冠許した豊島将之「自信のある手順見つからなかった」竜王失い無冠に

竜王戦第4局、前日の指し手を再現する豊島将之竜王(代表撮影)

藤井聡太3冠(王位・叡王・棋聖=19)が豊島将之竜王(31)に3連勝している、将棋の第34期竜王戦7番勝負第4局が13日、山口県宇部市「ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われた。

12日午前9時からの2日制で始まった対局は、13日午後6時41分、122で後手の藤井が勝利。4連勝で竜王を初めて獲得するとともに、史上最年少での4冠となった。

最強の挑戦者に豊島が4連敗して無冠となった。第4局は形勢が良くなってかど番をしのいだかと思われた。終局後、「良くなってたんですか?」と聞き返した。「どこかで読み抜けしているかもしれませんが、自信のある手順が見つからなかった」と話した。

わずか4カ月足らずで保持していた叡王、竜王と立て続けに失った。竜王戦まで16回タイトル戦に登場しているが、挑戦者として5回敗退し、5回タイトル奪取(18年棋聖・王位、19年名人・竜王、20年叡王)。防衛戦は昨年羽生善治九段を下して守った竜王の1回だけ。防衛することの難しさを思い知らされた。「竜王戦、(挑戦者として臨んだ)王位戦、叡王戦と実力不足を痛感した。実力をつけていかないとと思いました」と淡々と語っていた。