藤井聡太新竜王「少しずつ実感出てくるかな」会見前は色紙に「昇龍」と揮毫

藤井聡太新竜王「少しずつ実感出てくるかな」会見前は色紙に「昇龍」と揮毫

最年少4冠達成から一夜明け会見で「昇龍」の色紙を披露する藤井聡太新竜王(撮影・松浦隆司)

第34期竜王戦7番勝負を4勝0敗で制し、史上最年少4冠を達成した藤井聡太新竜王(王位・叡王・棋聖=19)が14日、第4局が行われた山口県宇部市内で一夜明けの心境を語った。

藤井は和装から一転、紺のスーツ姿で登場した。昨夜は午前2時ごろに就寝し、午前8時ごろに起きた。普段から7時間睡眠の確保を心掛けているが、少し熟睡不足だったようだ。

名人と並ぶ将棋界の最高峰のタイトル奪取から一夜明けた感想について「まだまだ実感がありませんが、色紙に初めて『竜王』という肩書を書いた。これから少しずつ実感が出てくるのかなと思います」と笑顔で話した。

ホテルでの一夜明け会見前には色紙に「昇龍」と揮毫(きごう)した。「竜王戦だからということもありますが、勢いよく昇っていく竜のように、上を向き、そこを目指していけるようにと思いを込めた」と説明した。

昨夜は、家族と電話で話し、師匠の杉本昌隆八段師匠とはホテルで直接会って、お祝いの言葉をもらったという。

全8冠のうち4冠は渡辺明3冠(名人・棋王・王将)を抜き、最多となった。王将戦挑決リーグでも無傷の4連勝で、あと2勝で挑戦権を獲得する。来年1〜3月の王将戦7番勝負で4勝すれば、年度内の5冠を達成する。「これからも課題に取り組んでいきたい」と意気込んだ。