小室夫妻新居構える地区は開発進み治安改善の一方でアジア系への憎悪犯罪も

小室夫妻新居構える地区は開発進み治安改善の一方でアジア系への憎悪犯罪も

小室圭さん(右)。眞子さん(2021年11月14日撮影)

14日に米ニューヨークに到着し、新生活をスタートさせた秋篠宮ご夫妻の長女、小室眞子さん(30)と夫の圭さん(30)が、マンハッタンのヘルズキッチン地区に新居を構えたと英デイリー・メール紙が報じて話題になっているが、今年に入って同地区でアジア系を標的とする憎悪犯罪が複数件起きていることが分かった。コロナ禍の米国では、トランプ前大統領が新型コロナウイルスを「中国ウイルス」などと呼んだこともあり、アジア系への差別や暴力事件が頻発しているが、今年5月にはアジア系の男性が「自分の国に帰れ」と暴言を浴びせられ、顔を殴られるなどしたほか、指をかみ切られる大けがを負う事件が起きている。また、その数日前にも同じくアジア系男性が暴言を浴びせられた上に複数回殴打された事件が起きたことを地元メディアが伝えている。さらに今年3月にも65歳のフィリッピン人女性が高級マンションの前を歩いていたところ男から殴る蹴るの暴行を受け、地面に倒れた後も頭部を執拗(しつよう)に蹴られる事件も起きている。防犯カメラの映像が公開され、周囲の建物内にいたスーツ姿の男性らが見知らぬ顔で助けることなくドアを閉めたことも発覚し、全米で大きなニュースとなった。

ヘルズキッチンはブロードウェイミュージカルの劇場街に隣接するミッドタウンの西側に位置し、近くにはセントラルパークやリンカーンセンター、カーネギーホールなどがあり、タイムズスクエアも徒歩圏内であることから立地条件が良く、日本人在住者も多いエリアだと言われている。一方で、日本語訳すると「地獄の厨房(ちゅうぼう)」という名の通り、一昔前はギャングたちがはびこる治安の悪さで有名な地域でもあった。近年はその立地の良さから開発が進んで高級マンションも建つなどしており、治安も改善されたと言われている。多国籍の飲食店が軒を連ねるグルメエリアもあり、20世紀末頃からおしゃれな飲食店などが点在するエリアへと変貌を遂げているが、コロナ禍で失業者やホームレスも増える中、治安面に一抹の不安が残る地区でもありそうだ。(ロサンゼルス=千歳香奈子)