マスクが最後のとりで、鼻出しはアウト/専門家の目

マスクが最後のとりで、鼻出しはアウト/専門家の目

新型コロナウイルス新規感染者が東京都過去最多493人となり、退庁時に対応する小池都知事(撮影・鎌田直秀)

<大西一成氏の目>

1日の新型コロナウイルス新規感染者数が18日、初めて全国で2200人を超えた。東京都でも過去最多の493人を確認。都では19日の医師や有識者で構成されるモニタリング会議で、9月10日以来となる警戒レベル最高段階への引き上げが判断される見込みだ。都内の感染者の累計は3万5722人。神奈川、埼玉、静岡などでも過去最多となるなど「第3波」は、全国的に悪化の一途だ。

   ◇   ◇   ◇

新型コロナウイルスはインフルエンザと違い季節を関係なく増殖していきます。これまでは、人間の方が自粛をするなどして感染者が減っていました。今回に関しては、気温が下がったことや乾燥によって、人間の免疫力の低下から感染者数が増えています。「急に増えて怖い」ではなくて想像できる範囲なのです。

たまたま自分が感染していないからといってラッキーとは思わないでください。今までと同じようにとにかく防衛するしかありません。マスクはウイルスをシャットアウトする最後のとりでです。ですが、ほとんどの人がマスクを正しく使えていません。「意味がない」「息苦しい」といって鼻を出していたりする人もいますが、それでは感染者は増えてしまいます。

感染対策のために使用するマスクは、顔にフィットしたものが重要です。不織布のフィルターが必須ですが、布マスクでもウレタン製のマスクでも着けるだけで、顔を直接触らないとか、飛沫(ひまつ)を飛ばさないなど効果があります。

政府は「Go To イート」は原則4人以下でと呼びかけていますが、手洗いやうがい、ソーシャルディスタンシングは最低限なことで、同時にいろいろな対策も必要です。(聖路加国際大学大学院准教授)