大谷翔平が国民栄誉賞打診を辞退 官房長官は「賞に値する大変なご活躍」

大谷翔平が国民栄誉賞打診を辞退 官房長官は「賞に値する大変なご活躍」

エンゼルス大谷翔平(2021年11月15日撮影)

松野博一官房長官は22日の記者会見で、米大リーグエンゼルス大谷翔平(27)に対し、国民栄誉賞授与の打診を行ったものの、辞退の申し出があったことを明らかにした。

冒頭の発言で、松野氏自身が発表した。大谷サイドからは「まだ早いので、今回は辞退させていただきます」と、連絡があったという。

記者から、政府が国民栄誉賞を授与する方針を決めた経緯を問われた松野氏は「今年の大谷選手の活躍は、政府として、国民栄誉賞に値する大変なご活躍であったと受け止めている」と説明。「政府としての祝意を表したいということから検討し、打診をした」と述べた。

打診は、第三者を介して行ったという。詳細なやりとりは「控えさせていただきたい」と多くを語らなかった。

松野氏は「国民とともに、来シーズン以降の大谷選手の一層の活躍を祈りたい」とも述べ、来季の活躍にも期待を示した。

<過去の国民栄誉賞辞退者>

◆福本豊(1983年=中曽根内閣)ルー・ブロックの持つ大リーグ記録(当時)を上回る通算939盗塁を達成。「立ちションベンもできんようになるがな。国民の手本にはならへん。無理や」と辞退

◆古関裕而(1989年=海部内閣)「栄冠は君に輝く」「六甲おろし」「闘魂こめて」など作曲。8月に80歳で死去。遺族が「死んでから追贈されても」と辞退

◆イチロー<1>(2001年=小泉内閣)大リーグ1年目に首位打者とア・リーグMVPを獲得。「まだ28歳で発展途上。野球人生を終えた段階でいただけるよう頑張りたい」と辞退

◆イチロー<2>(2004年=小泉内閣)シーズン262安打で大リーグ最多安打記録を更新。首相官邸に自ら電話し「現役の間はいただくわけにはまいりません」と辞退

◆イチロー<3>(2019年=安倍内閣)3月に引退表明。打診に対して「人生の幕を下ろした時にいただけるよう励みます」