「桜を見る会」野党調査体制が強化 25日初会合

「桜を見る会」野党調査体制が強化 25日初会合

安倍晋三首相(2018年9月20日撮影)

安倍政権下で行われてきた首相主催の「桜を見る会」にさまざまな疑惑が浮上している問題で、立憲民主党などの野党は22日、これまでの「追及チーム」を、「追及本部」に格上げし、25日に初会合を開くことを決めた。新たに、れいわ新選組の参加も決定。従来の態勢を大幅に拡大した70〜80人の態勢で、今後10人単位のチームを組んでテーマごとに調査に当たる。

立民の安住淳国対委員長は「『桜を見る会』が政治利用されていた実態が分かってきた。解明できていない部分があり、さらに追及していく。国民運動にしていきたい」と強調。今後、首相の地元山口県での調査も行うと述べた。「首相は(共産党の)田村智子議員との一問一答で30分答えただけだ」とも指摘し、引き続き首相に衆参両院の予算委員会での答弁を求める構え。追及チームが調べた活動結果はこの日、各党国対委員長に報告された。

一方、政府が共産党の宮本徹衆院議員に資料請求された今年5月9日に、今年分の招待客の名簿をシュレッダーで廃棄した問題について、証拠隠滅の疑いも強まっている。内閣府は、大型連休をはさみ、複数部署の使用が重なり、処理の予約が取れたのがこの日だったと苦しい説明をしており、野党側はシュレッダーの「予約票」の提出も求める方針。このシュレッダーは、1分間に何千枚の資料を処理できる、高性能な機器だという。

会には、反社会的勢力や「半グレ」と呼ばれる勢力も参加していたとの指摘があり、本人確認のずさんさも問題になっている。永田町では「やや日刊 桜を見る会新聞」と題した怪文書が議員事務所に送られていることが判明。反社勢力とされる人物が、会に参加している「証拠写真」が複数掲載。政府側が、参加者名簿を警察庁などと共有していなかったことも分かった。