小池知事、辞職木下氏の活動再開支援は「環境ができるかハードル高い」

小池知事、辞職木下氏の活動再開支援は「環境ができるかハードル高い」

定例会見を開く小池百合子知事(撮影・沢田直人)

東京都の小池百合子知事が26日、過度の疲労での入院を終えてから初めて定例会見を開き、22日に都議を辞職をした木下富美子氏について「(辞職したことは)結果として本人がお決めになったこと」と話した。小池氏の定例会見は10月22日以来約1カ月ぶり。

木下氏は22日の会見で、小池氏から「再出発するときには相談に乗る」と助言をもらっていたなどと説明していた。議員として活動を再開することがあった際に、支援をするかについて小池氏は「そういう環境ができるかのハードルは高いと思う」と語った。その上で、辞職の説得はしていないとして「私は、人生長いんだから、よく考えたほうがいいと申し上げただけ。容疑がかかっているので、きちんと整理すべきじゃないんですかと。ある意味当たり前なことをお伝えした」と述べた。小池氏は続けて「それを最終的に彼女が職を辞すということで、態度で示されたと思っています。これは是としたい」と話した。

小池氏は7月の都議選で木下氏の応援に入ったことに触れ、当時は木下氏が事故を起こしたことを知らなかったとした上で「ご迷惑をお掛けした点については、申し訳ないと思っています」と謝罪した。停滞を懸念していた都議会については「来週から定例議会が始まり、大事な補正予算など、審議できる環境が確保できたのはよかった」と語った。

小池氏は自身の体調について「過労が重なったことが、複合的に辛いところがあった」と説明した。静養期間中に浮上した重病説について「『重病とかいいかげんなこと言うなよ』と思っておりますし、今こうやって元気に戻っていることが、何よりも証左」と強調した。辞任を検討しているなどの一部報道についての質問には「そういうのが余計だといっているんです」と強い調子で切り捨てた。【沢田直人】