井山裕太が1勝、前人未到の11連覇に好スタート 本因坊戦史上最長手数357手の大熱戦 囲碁

井山裕太が1勝、前人未到の11連覇に好スタート 本因坊戦史上最長手数357手の大熱戦 囲碁

井山裕太氏(2018年5月10日撮影)

本因坊文裕(井山裕太本因坊・名人・王座・碁聖=32)に一力遼棋聖(24)が挑戦する、囲碁の第77期本因坊戦7番勝負第1局が11日、金沢市「金渓閣」で打たれた。同所で10日午前9時からの2日制で始まった対局は11日午後9時34分、357手までという本因坊戦史上最長手数の大熱戦の末、井山が黒番半目勝ち。際どい勝負をものにして、前人未到の11連覇に好スタートを切った。

両者は昨年6〜8月の碁聖戦5番勝負から始まり、同年8〜11月の名人戦7番勝負、今年1〜3月の棋聖戦7番勝負と、すべて最終局までもつれる激闘を演じてきた。碁聖戦と名人戦は井山が防衛、棋聖戦は一力が初めて奪取した。今回の7番勝負は、合計26番勝負の頂上対決となる。

囲碁界で「大三冠」と呼ばれる棋聖・名人・本因坊の組み合わせが、すべて同じ保持者対挑戦者という図式になるのは初めてだ。

井山は前期、二十五世本因坊治勲(趙治勲九段名誉名人=65)の最長記録に並ぶ10連覇を達成。今期は11連覇の新記録を目指す。対する本因坊戦初登場の一力は棋聖に続き、本因坊獲得を狙う。第2局(5月24、25日、埼玉県熊谷市「熊谷ラグビー場」)も激しい戦いが予想される。