藤井聡太竜王が羽生善治九段に67手で勝利「激しい展開になって短い持ち時間で判断難しかった」

藤井聡太竜王が羽生善治九段に67手で勝利「激しい展開になって短い持ち時間で判断難しかった」

羽生善治九段を下してJT杯で2年連続ベスト4に進出した藤井聡太竜王

第43回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(JT杯)2回戦、藤井聡太竜王(王位・叡王・王将・棋聖=20)対羽生善治九段(51)戦が23日、札幌市の「札幌コンベンションセンター大ホール」で行われ、67手で藤井が羽生を下した。人気と実力を東西で分け合う黄金カードは、横歩取りから強気に激しく攻め合った末、抜け出した。

勝った藤井は、「激しい展開になって、短い持ち時間で判断が難しかったです。踏み込んでいって勝ちに結び付けることができました」と話した。敗れた羽生は、「激しくなったんですけど、どこかで手を戻すべきでした」と語った。

藤井はこれで準優勝した昨年に続いてのベスト4。11月6日の名古屋大会で稲葉陽八段(34)と対戦する。昨年の順位戦B級1組では黒星を喫している。「地元で稲葉陽八段とは久しぶりの対決になります。しっかり集中して、対戦したいと思います」と抱負を語った。

JT杯は、前回優勝の豊島将之九段と、タイトルホルダーの藤井、渡辺明名人・棋王(38)、永瀬拓矢王座(30)に賞金ランキング上位者を加えたトップ棋士12人による勝ち抜き戦。地方を転戦し、公開対局で優勝を争う。優勝賞金500万円、準優勝150万円。持ち時間各10分の早指し戦。【赤塚辰浩】