秋葉原に誕生した謎の組織『日本ハッカー協会』の代表を直撃!

秋葉原に誕生した謎の組織『日本ハッカー協会』の代表を直撃!

代表理事の杉浦隆幸氏。ネットセキュリティ事業を手がけ、Winnyの暗号解読に初成功するなど実績も多数

日本ハッカー協会なる組織が9月13日に誕生した。ハッカーといえば、コンピューターのセキュリティをくぐり抜けウイルスをばらまいたり、企業の機密情報を盗むなど危険なイメージも強い。

そんなハッカーを集めて何をするのか? 東京・秋葉原にある協会を直撃した!

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場所はJR秋葉原駅から歩いて数分。1階は立ち食いそば屋という古い雑居ビルでエレベーターがない。看板はマジックで書かれたもの......。失礼ながらここが日本のハッカー組織の本部とは思えない。

対応してくれたのは、代表理事の杉浦隆幸氏。

杉浦 スタートアップはこんなもんですよ(笑)。本部を秋葉原にしたのも、やっぱりハッカー協会らしいかなと。

――ハッカー協会という名前がインパクト大ですよね。

杉浦 企業から、入会したくても取締役会の決裁が通らないから変えてくれと言われたこともあります(笑)。でも最近はホワイトハッカーという言葉も広まって、悪い意味だけでとらえられなくなりました。

――そもそもなんのためにこの協会をつくったのですか?

杉浦 今の日本はハッカーが活躍できていないなと。知識が豊富にあっても企業で埋もれていたり、技術力が高いのにコミュニケーションが苦手でちゃんとした仕事に就けていなかったり、そういった人と企業をマッチングしたい。

――企業はどういったジャンルでしょうか?

杉浦 ネットセキュリティ系が多いですね。最近は需要が増えて待遇も上がっています。一般的なSEが年収500万から800万円ぐらいなのに対して600万から900万円ぐらい。しかも年功序列でなく、20代でもスキルがあれば狙えます。

――なかなかの額ですね。海外ではいかがですか?

杉浦 中国は軍がハッカーを雇って日本やアメリカを攻撃しているといわれています。アメリカではハッカーが国の諜報(ちょうほう)活動でハッキングした際に関係国が逮捕しないようトランプ大統領が働きかけたり。国のお墨付きの仕事になっています。日本も先日サイバー自衛官の募集があって、待遇は最高で年収2300万円とも。

――それはすごい! ぜひ転職を考えたい。ってコンピューターの知識がまったくないのですが、今から間に合うのか......。

杉浦 まずは専門の大学院で最低2年は学ぶ必要がありますね。あとは経験です。

――ハッカーといえば、天才的なスキルを持つ中高生が犯罪を起こしてニュースになることもありますね。

杉浦 そうなる前にぜひ協会に入ってほしい。会員にはトラブルがあったときの法的なサポートを行なう予定ですし、若い才能が潰されることのないよう支援できたらと考えています。

――今のところ会員はどれくらいいるのですか?

杉浦 9月13日にスタートして、その日だけで170人。ちなみに登録だけなら誰でもできます。

――じゃあ、まずは肩書だけでも......、お願いします!

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