『鍋に顔事件』が二度と起きないように聞いてほしい――俺だって訴えたい、暴力パワハラ被害者の声

『鍋に顔事件』が二度と起きないように聞いてほしい――俺だって訴えたい、暴力パワハラ被害者の声

煮えたぎる鍋に顔を突っ込むという暴力パワハラ事件が二度と起きないように…

鍋に顔を突っ込まれるという衝撃のパワハラ被害のニュースが世間を戦慄させた。これを見て、俺もこんな暴力を受けたことがあるよと訴えたい人が続出。今まで心にしまっていた煮えたぎる思いをぶちまけてもらった!

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■被害を増やさないように訴えたい!

某芸能事務所社長が社員に向かってアルコールを強要した上、煮えたぎる鍋に顔を突っ込むという破壊的な暴力パワハラをしたという事件。

ほとんどの人が怒りを覚えたと思うが、なかにはこう感じた人もいたという。

「ここまでじゃないけど、俺も昔、暴力パワハラを受けていたな......」。というわけで、これ以上、被害者を出さないためにも心の奥底に秘めていた感情をこの機会に吐露してもらった!

★アツアツおでんをち○こに

まずは、飲み会が多そうな広告業界の話から。

「さすがに鍋に顔はないですが、アツアツのおでんをち○こに押しつけられたことはあります。その場を盛り上げるため『ギャーッ』と大げさに反応しましたが、思ったより熱くなかった。

でも、翌日見ると赤く腫れていたんで、泌尿器科に行ったんです。そしたら、その病院が性病科も兼ねていたからか『性病の可能性もありますので、念のため』と当時セカンド童貞だった僕にいろいろ聞いてくる。『最後に性交渉をしたのはいつですか?』『............ろ、6年ほど前です』『最近、風俗店に行かれたことは?』『ないです』。答えながら、あのときおでんさえ当てられていなければ......と、どんどん虚(むな)しくなっていきました」(30歳)

2日間にわたって恥をかくのはけっこうキツそう。

★醤油一気飲みでみんなドン引き

さらにこんな声も。

「『とりあえず、場を盛り上げろ!!』と上司から言われて反射的に取った行動は"醤油瓶の一気飲み"。そしたら盛り上がるどころか一同ドン引き。クライアントから『ひと瓶一気に飲むと死ぬっていわれてるよ。水を大量に飲んだほうがいい』と本気で心配され、そこからはとにかく水をガブ飲み。幸い体調は崩さなかったのですが、その日の夜は寝てしまうと目を覚まさないんじゃないかと心配で一睡もできませんでした」(32歳)

皆さん絶対にマネしないでくださいね!

★ハイヒールで夜に石段上り

むちゃな理論を押しつけてくる上司も!

「『女性がハイヒールを履くときの気持ちがわからなければ商品のいいコピーなど書けない!』と飲み会の途中で上司が叫び出し、そのまま量販店に。まったくサイズの合わないハイヒールを買い、それを履かされて夜の神社の石段を上らされることに。もちろんハイヒールを履いたことがないので足元はグラグラ。案の定、捻挫しました」(29歳)

★虫食いがどんどんエスカレート

パワハラエピソードをいっぱい持っていそうなのが体育会出身者。というわけで元高校球児に話を聞いてみると、なんとも言えないドヤ顔で語ってくれた。

「ある高校でカメムシを食わされるといういじめが問題になっていたけど、昔は俺も虫を食わされていた。アリから始まってね。アリって酸っぱいんだよ。次は地面に落ちている死んだセミ。温情措置で焼いてもらうとパリパリになって羽の部分は食えた。どんどんエスカレートしていって、最後はカブトムシ。これは焼いても食べられなかったね。硬いから思い切って噛むとジュワッと苦いのが出てきて......。これは飲み込めないと思って大げさにリアクションを取ったら先輩もそれを見て満足したのか許してくれたけど」(34歳)

ドヤ顔で語るレベルではない気が......。そして、こんな話も続けてくれた。

★元野球部の本気ケツバット

「社内の宴会で誰かがバットを持ってきて、元野球部だった先輩のひとりのスイッチが入って素振りを始めた。酔っているからその勢いのまま新人を呼び出し、『○○アウト〜』と大晦日の『笑ってはいけない』のように名前を叫んでケツをバットでビターン。新人も体育会出身者で理不尽には慣れていたので我慢していたけど、見る見るうちに殴られた部分がどす黒く変色していった。これはちょっと笑えなかったね」(34歳)

★靴を使って酒を飲む

かなり大変な話......。さらに体育会はお酒に関してもパワハラの思い出があるようで、大学時代応援団だった人からはこんな話が。

「大学時代、ストローで飲む紙パック日本酒のスケールを大きくした、バケツ1杯の日本酒をホースで飲むという儀式をやらされていました。その儀式が終わってからは、先輩からつがれた酒をいかに面白く飲むかの競争。靴にお酒をついでもらって飲んでいましたね。今こんなことやっているとばれたら大問題ですよ」(38歳)

★企画書を飲み込め

ニュースになった某芸能事務所の社長のように、小規模な会社のワンマン社長のパワハラもやはり大変なようだ。

「昔働いていた、小さなIT企業の社長の圧がとにかくすごかった。企画書の内容に納得がいかなかったようで、目の前でビリビリに破かれて『自分の身に染み込ませて一生忘れないようにしろ! 今すぐここで飲み込め』と口に押し込まれました。口に入れたままずっと説教を聞いていましたが、これを本当に飲み込んで窒息したらニュースになるだろうなと考えてしまうくらい追い込まれていました」(33歳)

★スタンガンを試してみたい

エンタメ業界にも好奇心旺盛でかなり困った上司がいた。 

「映像関係の仕事に就いているのですが、『スタンガンを使ったときのリアルな反応を見てみたい。実験台になれ!』と言われ、いやいや受けることに。電圧が思いのほか強かったのか、ぶっ倒れてしまいました。意識はあったので笑っている上司の顔は、はっきり見えていて殴ってやろうかと思ったのを覚えています」(30歳)

★謎の薬を飲んで胃洗浄

さらに、こんな実験台にされた話も。

「通販で買ったという謎の美容薬を『試しに飲んでみろ!』と上司から強制的に飲まされて1時間後......。猛烈な腹痛に襲われてたまらず病院へ。すぐに胃洗浄されました。『やっぱり怪しいと思ったんだよな......』という上司のひと言。今でも忘れられません」(32歳) 

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以上、さらなる被害者が増えないようにという思いを込めての暴露集でした。皆さんは絶対、部下や後輩にこんなことしないようにお願いします。

イラスト/福田嗣朗

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