市川紗椰が「三陸鉄道リアス線」を楽しむためのオススメルートを紹介

市川紗椰が「三陸鉄道リアス線」を楽しむためのオススメルートを紹介

皆さんもぜひリアス線で旅をしてみてください

『週刊プレイボーイ』で連載中の「ライクの森」。人気モデルの市川紗椰(さや)が、自身の特殊なマニアライフを綴るコラムだ。前回に引き続き、3月に開業した三陸鉄道「リアス線」に乗車した彼女が、沿線のオススメスポットについて語る。

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今回は、三陸鉄道リアス線を楽しむためのオススメルートをひとつご紹介したいと思います。

まずは東北新幹線で青森・八戸まで行きます。そこからJR東日本の八戸線に乗って南下すると、岩手・久慈駅から三鉄に乗り換えられます。このルートなら、時間はかかりますがスムーズに旅をすることができます。

八戸線自体も海沿いを走っているんですが、ぜひ見てほしいのが鮫駅の近くにある「蕪島(かぶしま)」。ここはウミネコの繁殖地として知られており、車窓からも大量のウミネコが見えます。その様子は、さながらヒッチコックの『鳥』のようなので、鳥恐怖症の方はスルーしてください......。

お昼は、久慈駅の食堂「三陸リアス亭」のうに弁当を食べてもいいですし、時間があれば八戸の近くの五戸(ごのへ)で馬肉の「義経鍋」を食べるのもありです。

三陸鉄道の最初の見どころは、田野畑駅近くの「北山崎」。三陸海岸のなかでも絶景として知られ、約8kmにわたってリアス海岸が見られます。断崖絶壁にエメラルドグリーンの波が打ちつけるさまは、とんでもない迫力があります。

また、宮古駅近くの浄土ヶ浜は、海の中にゲシゲシした岩が浮かび、洞窟もあったりしてめちゃくちゃカッコいい場所です。北山崎もそうですが、複雑な地形に打ちつける波の音は、静かながら複雑な響きで、何度も足を運びたくなります。

三鉄の旅はさすがに日帰りが難しいので、宮古あたりで一泊するのがいいと思います。オススメの宿のひとつは「浄土ヶ浜パークホテル」。ここは大浴場もカラオケもあって、夜はビュッフェや、鉄板焼きを食べられるコースもあるので、家族や友達との旅行にはうってつけです。

また、三陸復興国立公園内にある「休暇村陸中宮古」というホテルも、ビュッフェがかなり充実しています。自分で具材を選べる"オリジナル釜飯"なんていうものもあります。

翌日は、再び三鉄に乗って大槌(おおつち)駅で降りてください。ここの魚屋さんで三陸名物の"牛乳瓶入りのうに"を買って、スーパーで仕入れたご飯の上にかければ、即席のうに丼が食べられます。

牛乳瓶うにって、バケツプリンに匹敵する「こんなに食べていいの!?」という喜びがあるので、私もご飯にかける様子を思わず動画に残してしまいました。

続いては、恋し浜駅。かつては小石浜駅という名前だったんですが、町おこしの一環として10年前に改称しました。待合室には、ホタテの貝殻に願い事を書いた絵馬が、座る場所がないほど大量にかかっています。

ちなみに、日本に"恋"という文字が含まれている駅名は4つあるんですが、すべて回ると恋が成就する......という言い伝えなんてあったりするんでしょうか?

さて、終点の盛(さかり)駅に着いたら、BRT(バス高速輸送システム)に乗ります。これは、震災で被害を受けたJR気仙沼線の線路を埋め立てて造った専用レーンを走っています。ただ、電車に比べて輸送力が低いからか、現状はギュウギュウに混み合っています。

今後もBRT一本でいくのか、路線復旧を目指すのかは地元が決めることですが、震災の影響を知るためにも、一度乗っていただきたいです。

●市川紗椰(いちかわ・さや)
1987年2月14日生まれ。アメリカ人と日本人のハーフで、4歳から14歳までアメリカで育つ。現在、モデルとして活動するほか、J-WAVE『TRUME TIME AND TIDE』(毎週土曜21時〜)などにレギュラー出演中。大槌駅の近くには、子供の頃に見ていた『ひょっこりひょうたん島』のモデルになった蓬莱島がある。『コードギアスR2』にも同じ名前の島が登場するが、関連性はよくわからない

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