軽減税率とキャッシュレスポイント還元で「気の小さい人」が困っていることベスト8

軽減税率とキャッシュレスポイント還元で「気の小さい人」が困っていることベスト8

他人の目が怖くてイートイン難民になっているという声も……

10月の消費増税に合わせて開始された、軽減税率とキャッシュレスポイント還元制度。とてもありがたい制度だけど、いまだによく理解していない人も多くてトラブルの話もちらほら。

そうなると割を食うのが、強く主張できない気の小さい人たち。彼らの不満をぶちまけてもらった!

■間違っている。だけど言えない

特に多かったのは軽減税率によるトラブル。飲食店ではその場で食事をすると10%、持ち帰りだと8%という基準があり、これが大手チェーンだとマニュアルもしっかりしているのだが......。

「昔ながらの町中華店で会社の同僚分なども合わせて持ち帰りで注文することに。会計を見ると消費税10%で計上されていました。そのレシートを見た上司が『先週は確か8%だった。文句言ってこい!』と。

でも昼時の忙しい時間帯に忍びないと思い、クレームを言いに行ったフリをしてその後、自腹で小銭を上司に渡しました」

このように、店内飲食が基本の個人経営店では、忙しい時間帯などはレジを打ち間違えてしまうこともあるようだ。その場でレシートを確認していればよかったかも。

■他人の目が怖くてイートイン難民に

続いても軽減税率の話。もうかなり周知されているが、コンビニでも飲食店と同様、持ち帰りの食品は8%だが、イートインスペースで食事をすると10%になる。これを申告せずに8%課税で店内飲食することは"イートイン脱税"とまでいわれているが。

「わざわざレジで『ここで食べます』というのも正義漢ぶっているようで、言いだしづらい。でも、その後イートインスペースで食べているときのほかの客の視線はもっとつらい。『ちゃんとこいつ10%払ってんのか』と監視されているようで食べた気がしない。おかげで最近はイートインを使えなくなって難民状態です」

確かに小心者にはつらい。そんな彼はこんな希望を。

「コンビニもファストフード店みたいに『店内でお召し上がりですか』みたいに聞くマニュアルをランチタイム限定でもいいので作ってくれるとありがたいですね」

■栄養ドリンクは経費で落ちません!?

軽減税率の影響で会社の経費使用申請が面倒になったという声も。例えば、同じコンビニで購入した商品でも軽減税率分と通常課税分を分けて申請しないといけなくなったのだ。

「クライアントへドリンク類を差し入れたのですが、女子ウケのいい栄養ドリンクは医薬部外品扱いのため10%課税されてしまい、レシートの中で少し浮いた存在に。別にやましいことに使ってはいないのですが、経理からツッコまれるのが面倒だと思って申請するのをやめました」

最近、コンビニの栄養ドリンクの棚では商品ごとに税率がわかりやすく明記されているので、気になる人は注意して見るとよさそうだ。

■現金払いにしてほしいアピールにたじたじ

続いては、キャッシュレスポイント還元制度についての話。増税前から利用者の多いクレジットカード決済でも、支払いの数ヵ月後に最大5%のポイントがカード会社を通して還元される。日頃の細かい支払いもすべてクレジットカードで済ませたいところだが、こんな声も。

「個人タクシーに乗って出かけたところ、会計が1000円程度。50円の還元でも大きいと思ってクレジットカードを出したら、『最近みんなカード払いでね......本当は手数料もかかるから現金がありがたいんですけど』と不満を漏らされてしまった」

もちろん、すべての個人タクシーの運転手がこう思っているわけではないだろうが、こんな悩みを知ってしまうと、情に厚い人は現金で払ってしまうのだ。

■キャッシュレス決済初心者で行列が怖い

続いては、増税後に利用者が急増したスマホのQRコード決済の話。

「コンビニで使いたいのですが、まだ初心者でうまく使いこなせず、昼時は後ろの行列が気になって仕方ない。なので、自然と無人レジに足が向きがち。ここなら実験的にいろいろ試せる。もっと無人レジが増えてもいいと思う」

という声もあれば、逆にこんな不満も。

■QR決済の仕方がわからず店員が聞いてくる

「スーパーなどでは店員がQRコード決済のやり方をわかっていないところもあり、スマホにコードを表示して店側が読み取るという流れをこちらがイチから教えることも。急いでいるのに......と思いながらも仕方ないですよね」

■割り勘のときにみんなから加入を勧められる

逆に、スマホ決済サービスを利用していない人間からはこんな不満の声も。

「同僚との飲み会でスマホ決済アプリを通して送金する"割り勘"を提案され、自分はやっていないと言ったけど、今すぐ始めるべきと説教された。新しいサービスはセキュリティが心配になる小心者なのでやりたくなかったが......」

■送金されたお金をどうやって使うのか誰にも聞けない

さらには、「そして始めたのはいいが、そのアプリに送金されたお金をどうしたらいいかわからず、誰にも聞けないので塩漬け状態になっている」という悲しすぎるオチも。出金は銀行口座を登録すれば簡単にできるので、怖がる必要はないのだが、このご時世、気が小さすぎるのも大変だ。

イラスト/福田嗣朗

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