スポーツ指導者の存在意義についてホリエモン×ひろゆき「動画で一流の知識や技術が手に入るようになった今は、動画がメインでも問題ない」

スポーツ指導者の存在意義についてホリエモン×ひろゆき「動画で一流の知識や技術が手に入るようになった今は、動画がメインでも問題ない」

「自分で何が必要なのかわかる頭のいいコの場合は指導者がいなくても大丈夫だったりしますよね」とひろゆき

"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。今回は、ネット動画で本格的なテクニックを学ぶ人が増えていることについて語る。

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ホリ 最近、ユーチューブを通じて本格的なテクニックを学ぶ人が増えているみたいだね。BCリーグ(独立リーグ)のトライアウトを受けて神奈川フューチャードリームスの指名を受けた杉浦健二郎投手は、150キロの速球を投げる本格派だけど、高校時代はバドミントン部だったんだって。それで動画を見て野球の技術を学んだらしい。

ひろ これまでプロ野球選手を目指すのは、高校で野球部だった人がほとんどでしょうから、彼みたいな存在は今っぽいですよね。

ホリ 150キロの直球以外にもカットボールやスローカーブ、高速スライダーやツーシームも投げられるんだから、へたな強豪校の選手よりも全然能力が高いよね。

ひろ 運動って、指導者によって大きく左右されるところがありますよね。

ホリ そそ。てか、いくら血がにじむような練習をしても指導者がよくないと伸びない。逆にウェブの動画ならいきなり世界最高クラスの知識が手に入るから、平均以上の理解力を持つ人なら自分のポテンシャルを最大限発揮できる可能性がある。ネットには一流の人が教えてくれるクオリティの高い動画がゴロゴロしているからね。

ひろ 調べてみると、ユーチューブでやり投げを勉強して、世界陸上で金メダルを獲(と)ったケニアの選手もいるみたいですね。

ホリ 「動画で大丈夫なの?」って意見が聞こえてきそうだけど、動画で大丈夫でしょ。

ひろ 必要な筋力をきちんとつけて、必要なテクニックをきちんとつけられれば、ある程度のところまではいけますからね。日本国内だと、相手も日本人なので「DNA的に無理だわー」みたいなのもあんまりないですし。海外だと身長2mの人と競争しなければいけない場合があるので、努力してなんとかなるレベルじゃなくなりますけどね。

ホリ やっぱり指導者次第なんだよな。すべての指導者が優れているわけではないからね。運悪くダメな指導者に当たったら悲惨なことになる。

ひろ 元プロ野球選手がテクニックを教えるDVDとかは昔からありましたけど、サブ的な存在でしたよね。

ホリ でも、動画で一流の知識や技術が手に入るようになった今は、動画がメインでも問題ない。むしろ、部活の先生の存在意義を考え直す時期かも。

ひろ 自分で何が必要なのかわかる頭のいいコの場合は指導者がいなくても大丈夫だったりしますよね。

ただ、休息日が必要とか、筋肉つける順番とか、それなりに知ってなきゃいけないことがあって、そういう知識が身についている選手は少ないはずです。そのあたりは指導者がいるほうが安心ですけど、指導者が必須って時代ではないんだろうなと思います。

ホリ 指導者の質によっては害悪でしかないから。

★後編⇒野球もすし職人も、動画で学んでプロになるのが普通の社会になるとホリエモン「これがいわゆる"素人革命"だよね」

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。新刊に『夢を叶える「打ち出の小槌」』(青志社)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。近著に『凡人道 役満狙いしないほうが人生うまくいく』(宝島社)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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