ホリエモン×ひろゆき「緊急事態宣言延長で大打撃を受けた飲食店が生き残る方法とは?」

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"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回のテーマは、緊急事態宣言延長で大打撃を受けた飲食店が生き残る方法について。前編では、堀江氏が経営する「WAGYUMAFIA」はテイクアウトやECに力を入れた結果、「3月は赤字だったけど、4月は黒字に戻った。3店舗もクローズしているのに」と明かし、好評のECについては「ブランドと拡散力」が必要であると語った。

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ひろ 例えば、日高屋とかマクドナルドって認知度は高いじゃないすか。

ホリ 認知度とブランド力は違うから。

ひろ じゃあ、この状況でマクドナルドはどうしたらいいと思います?

ホリ マクドナルドは別に今のままでテイクアウトに振ればいい。イートインスペースを少なくすることができれば、不動産にかかるコストも減らせて、むしろ利益率が上がる。

んで、キャッシュレス決済とスマホを使ったオーダーでも利益率は上がる。つまり、マクドナルドはきちんと対応できれば勝ち組になれるよ。

ひろ マクドナルドはブランドで食える組なんですね。じゃあ、日高屋はどうすか?

ホリ 日高屋は......ブランドじゃないよね。

ひろ 確かに。食べるとそれなりにおいしいですけど、デリバリーしてまで「日高屋が食べたい!」って声はあまり聞かないですね。そうすると、ロードサイドにあるファミレス的なチェーン店系もけっこう危ないですかね? 

ホリ そういう店って、安くてまあまあうまいから食べに行っていたと思うんだよ。でも、そういう店のメニューをデリバリーしようとすると、そこそこ高くなる。「そこそこ高くて、まあまあうまい」くらいなら頼まないでしょ。

ひろ ですね。

ホリ あと、酒類のテイクアウト販売が動きだしているのも大きいよね。今までは酒の販売は店内だけだったお店が多いけど、国税庁が救済措置として期限付きの免許を新設したよね。テイクアウトでも料理に合うお酒を一緒に販売できるようになった。

ひろ 店の中で出す価格って原価にかなり乗っけているわけですが、それが持ち帰り用となるといろいろと難しくないですか? 市販されているお酒であれば、お店での販売価格とスーパーや酒店の値段とそんなに差がつけられないでしょうし。

ホリ 市販のものをそのまま売っていたらそうだろうね。でも、オリジナルビールとかを出しているところだったら強い。

ひろ 製造免許はまた別なので、自前でオリジナルビールとかを造るのはハードルがだいぶ高いですよね。ただ、そのお店用に製造してもらったビールや日本酒とかならいけそうですね。

ホリ WAGYUMAFIAでもオリジナルビールを造っているからね。というか、今までお店でテイクアウト用にお酒を販売できなかったこと自体がヘンな感じもするけどね。

ひろ 既得権でしょうね......。まあ、今回のコロナ騒動を機会にいろいろな既得権が壊されていくのは悪くないことだと思います。一段落したら、また締めつけが厳しくなりそうですけど。

ホリ だろうね。でも、飲食店は、現状できることはなんでもやらないと乗り越えていけないよ。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『理不尽に逆らえ。真の自由を手に入れる生き方』(ポプラ新書)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『1%の努力』(ダイヤモンド社)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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