ホリエモン×ひろゆき「『Go To キャンペーン』などのコロナ対策で今後は増税まっしぐら」

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"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。今回は「Go To トラベルキャンペーン」について語る。

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ひろ いろいろと波紋を呼んでいる「Go To トラベルキャンペーン」ですけど、東京都民は対象外なんですよね。堀江さんはロケット打ち上げ中止のゴタゴタがあって、北海道から住民票を移したんですか?

ホリ 移してない。だから、まだ道民なのでGo To トラベルキャンペーンを使えるんだよ(笑)。考えてみれば、1泊最大2万円を補助してくれるってすごいよね。俺、いろいろな地方を移動しているから、期間中はガンガン使いまくろうと思ってる。

ひろ でも、政府の対応はなんかヘンですよね。Go To トラベルキャンペーンは中止にしないけど、帰省するのは自粛しろとか、よくわからないです。それに、今後、観光業や飲食店は、かなり潰(つぶ)れていくと思うので、キャンペーンで多少の補助金を入れてもしょうがないと思うんですけど。

ホリ まあ、補助金を注ぎ込もうにも、もう財源ないから終わりだよ。新型コロナ対策ですでに東日本大震災復興の数倍規模の予算を使ってしまっているから、今後の増税は半端ないと思う。

ひろ 補助金をばらまくのも短期であれば逃げ切り戦略としては悪くないですけど、コロナ禍はいつ終息するかわからないですからね。今の政治家に10年後のことは関係なかったりするので、今を乗り切る政策をしちゃうんでしょうね。結局、将来のことなんてなんも考えてないってことなのかなと。

ホリ これだけばらまいているのを見ると、そう思えてくるよね。

ひろ そもそも全部の事業者に給付金でお金を配るとかってどうなんですかね? いつ回復するかもわからないし、何割かの会社は潰れてしまうわけで、全部の会社を助けるとか無理ですよ。

ホリ だよね。

ひろ やっていけない飲食店が潰れるとライバルが減るわけですから、残ったお店は逆に有利になりますよね。ブランド力が強かったり、リーズナブルな価格だったりと企業努力しているところが生き残って淘汰(とうた)が起きる。でも、全部の事業者にお金を配っちゃうと淘汰が起きないんですよね。

ホリ なんでもかんでも配るのは考えものというのはあるよね。

ひろ 「残酷だ」とか言われそうですけど、さっさと潰したほうが赤字は少ないという考え方もある。給付金を出したせいで何ヵ月か潰れないで赤字が増えて、よけいに再起が大変になることもあるんじゃないかと。そう考えると早めに潰して、コロナ禍が収まったら再開するほうが合理的なんですよね。

ホリ 店によっては、そのほうがいいところもあるだろうね。

ひろ 例えば、不動産契約の関係で向こう1年間は閉店できないとか、個別の事情があるところは仕方ないと思うんですが、潰すという選択ができる人は早めに潰したほうが、将来のためにはいいと思ったりするわけです。

ホリ それこそGo To トラベルキャンペーンで支援される旅行業界とかね。

ひろ 旅行業界も4割ぐらいは潰れるといわれていますけど、早めに潰れたほうがそこの人材もほかで活躍できます。赤字で給料が低くなるとか、給料遅配みたいな状況で働くよりも、さっさとほかの業界で能力を発揮したほうがいい場合もありますよ。

★後編⇒ひろゆき「『Go To トラベルやGo To イートで給付金を出すことで、会社が潰れないで済む』というのがまず誤解」

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『堀江貴文vs.外食の革命的経営者』(ぴあ)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『1%の努力』(ダイヤモンド社)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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