ホリエモン×ひろゆきが考える、大麻で逮捕→作品がお蔵入り。日本と海外で基準が違うのはヘン

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"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。今回は芸能人の薬物使用と出演作品への影響について語る。

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ホリ 俳優の伊勢谷友介さんが、大麻取締法違反の疑いで9月8日に逮捕されたよね。

ひろ はいはい。

ホリ 伊勢谷さんみたいな人気俳優が薬物で逮捕されると、注目されるのが出演作品の取り扱い。ピエール瀧さんのときは「かなりの作品がお蔵入りになるかも」的な話があったよね。

ひろ そうなんですよ。俳優が薬物で逮捕されると出演作品まで影響を受けるってのは、よくわからないですよね。例えば、新聞社の社員が大麻を持っていたら、新聞を発行停止にするんですかね。

ホリ 大声でクレームを入れる人がいるんだろうね。ほら、ひろゆきが「『法律違反だから良くない』という前提は当然として、大麻ぐらいで逮捕された役者の出演作品が見られなくなるのは、本人以外への理不尽なダメージが大きすぎると思う」とツイートしたら、すぐに登山家が反応してきたみたいな感じでさ。

ひろ 罪って2種類に分かれると思うんですよ。「モラル的な善悪の罪」と「社会上の罪」です。人を殴るとかは善悪の罪ですけど、家でお酒を造ってはいけないとかは社会上の罪ですよね。んで、僕は大麻は社会上の罪だと思っているんですけど、世の中には善悪の罪だと思っている人が多いみたいですね。

ホリ みんな、そこまで考えてないんじゃないの。

ひろ そうなのかもしれないですけど、赤信号で横断歩道を渡ったり、違法アップロードされたテレビ番組をユーチューブで見たりとか、罪だとわかっているけど人に迷惑をかけてないからやっていることってあると思うんですよ。

人を殺したとかであれば、被害者の遺族とかが映画を目にする可能性があるのでお蔵入りにするとかはわかるんですが、大麻は被害者がいないから、そこまでしなくていいんじゃないかと。

ホリ 俺もそう思うよ。

ひろ 映画が非公開になるとか、当人以外の無関係な大勢のスタッフや関係者が理不尽にダメージを被るのはよくないと思うんです。映画のスタッフだって、大麻をやっているのを知っていながら、キャスティングしたわけじゃないでしょうし。

ホリ しかも、その基準が日本人と外国人で違ったりするのもヘンだよね。「有名人は影響力が強いから、マネする人が出る」とかいう声もあるみたいだけど、出演者が薬物で逮捕されると作品がお蔵入りになるなら、海外の映画なんてお蔵入りだらけなはずだよ。

ひろ 薬物問題で6回逮捕されているロバート・ダウニー・Jr.は、普通に正義の味方として『アイアンマン』や『アベンジャーズ』に出演していて、映画館で上映されていますよね。

レディー・ガガだって、ライブのステージで大麻を吸っているのに音源が売られているし、アメリカのオバマ前大統領も「学生時代に大麻とコカインを使用した」って自伝で言っています。日本人には厳しくて、外国人に甘いのはどうにかしたほうがいいと思います。

ホリ あんまり考えてないんでしょ。

★後編⇒ホリエモン×ひろゆきが芸能人の薬物問題に「出演部分をカットしたり、作品をお蔵入りにしても誰も得しない」

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『将来の夢なんか、いま叶えろ。』(実務教育出版)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(学研プラス)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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