ホリエモン×ひろゆきが芸能人の薬物問題に「出演部分をカットしたり、作品をお蔵入りにしても誰も得しない」

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"ホリエモン"こと堀江貴文氏と元「2ちゃんねる」管理人のひろゆき氏による『週刊プレイボーイ』の対談コラム「帰ってきた! なんかヘンだよね」。

今回は芸能人の薬物使用と出演作品への影響について。前編では、ひろゆき氏が「映画が非公開になるとか、当人以外の無関係な大勢のスタッフや関係者が理不尽にダメージを被るのはよくないと思う」と語ると、堀江氏も「出演者が薬物で逮捕されると作品がお蔵入りになるなら、海外の映画なんてお蔵入りだらけなはずだよ」と、日本と海外の基準の違いを指摘した。

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ひろ でも、こういうことを続けていると、日本の映画産業が衰退しちゃいますよ。伊勢谷友介さんはNGで、ロバート・ダウニー・Jr.はOKとなると、外国映画を買いつけて上映したほうが安全という流れになりますからね。

「じゃあ、どうするか」って話ですけど、薬物で逮捕された俳優の出演作品をどうするかは、世論の雰囲気でかなり左右されていると思うので、世論を変えるのがいいと思っています。

ホリ でも、その流れも変わってきているみたいだよ。伊勢谷さんは、来年公開予定の吉永小百合さん主演の映画『いのちの停車場』に出演していたらしいけど、お蔵入りもカットもせずに公開するみたい。

製作・配給を担当する東映の社長が「作品と個人とは別のものという見解の下、今回は作品を守る判断をした」と発表していたからね。

ひろ おお、いい流れですね。

ホリ 当然だよね。出演部分をカットしたり、作品をお蔵入りにしても誰も得しないんだから。

ひろ どんなことでも文句を言う人が一定数いるので、全員が納得する状況とか無理ですよ。世の中には寄付をしたことを責める人までいるくらいですから、いちいち気にしていたら何もできません。

ホリ まあ、声がデカいクレーマーの影響だろうな。言われた側は無視すればいいんだけど、言われ慣れてないと守りに入っちゃうだろうし。

ひろ クレーマーに対応しようとする姿勢はわかるのですが、普通の人はいちいち声を上げませんよね。なので、クレーマーに対応していると、普通の人の感覚からどんどん離れていくんですよ。それってアホらしいなと。

ホリ まさにノイジーマイノリティだよな。俺のツイッターにしつこく絡んでくるアカウントを50くらいブロックしたら、めちゃめちゃ快適になった。350万以上のフォロワーのうち、たった50人が大声で騒いでいただけなんだよね。

ひろ まあ、伊勢谷さんが出演する映画が公開されたらされたで、また文句言う人が出てくるんでしょうけど、そこは強気で対応するしかないでしょうね。

ホリ だよね。そもそも周りに迷惑をかけていない人をマスコミが集中砲火して社会から抹殺することはやめたほうがいいんだよ。「伊勢谷さんのことを許せない!」って怒っている人もいるだろうけど、社会的に抹殺すると社会復帰がしにくくなるから。

ひろ 世の中の人も感情とか雰囲気に惑わされずに冷静に考えてほしいですね。まあ、難しいでしょうけど。

●堀江貴文(ほりえ・たかふみ)
1972年10月29日生まれ、福岡県出身。SNS株式会社オーナー兼従業員。近著に『将来の夢なんか、いま叶えろ。』(実務教育出版)

●西村博之(にしむら・ひろゆき)
1976年11月16日生まれ、神奈川県出身。元『2ちゃんねる』管理人。最新刊は『なまけもの時間術 管理社会を生き抜く無敵のセオリー23』(学研プラス)

構成/杉原光徳 加藤純平 イラスト/西アズナブル

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