今注目したい! 中国辺境の地で育まれた、激ウマな「マニアック中華」

「香辣里」の?椒魚頭(鯛の頭の発酵唐辛子蒸し)1500円。潰した唐辛子を発酵させた調味料(?椒)を鯛の頭や紫蘇の葉と蒸した湖南名物料理。香味溢れる辛さが美味!

いま、食通たちの間で、高い注目を集めているのが「マニアック中華」だ。マニアック中華とは、中国の辺境で食べられている地域料理や中国少数民族による料理のこと。食材や調理法など独特で、日本ではまだまだ知られていない。

現在発売中の『週刊プレイボーイ44号』では「今、絶対注目のマニアック中華」のタイトルでカラー特集を組み、湖南省辺境の少数民族料理、雲南省や貴州省の地方料理など、マニアックな地域の絶品メニューを飲食店ととも紹介している。

果たしてそんな「マニアック中華」が注目される背景とは、またその魅力とは? 食のトレンドに詳しい『dressing』編集部の大澤 哲氏に聞いた。

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日本に馴染みのある中国料理とは一線を画す、中国辺境の地で育まれたローカル料理や貴州省や雲南省などの少数派民族の料理。それをマニアック中華と呼んでいます。

ここ数年、ビリビリとしびれる辛さのスパイス『花椒』(ホアジャオ)が流行。それを多用する四川料理を中心に中国料理ブームが起きました。そんな中、中国料理をさらに追究する人が増え、辺境料理・少数民族料理が注目されました。

周知の通り、中国はとても広い。また多民族国家で漢民族を中心に55の少数民族が固有の風土や土着の文化を築いています。それぞれの料理はあまり見かけないようなマニアックな食材を使い、スパイスやハーブを駆使したり、発酵食材や燻製食材を使ったり。驚くほどバラエティに富んでいます。

そんな料理を食べさせてくれるお店も都内を中心に見かける機会が増えました。湖南省周辺、南西の広西チワン族自治区や西の貴州省との境目などに暮らす少数民族の料理を食べさせてくれる「香辣里」(シャンラーリー/東京都世田谷区 )、中国の辺境にある土着の地方料理や小さな村で長く根付いた田舎料理などが食べられる「蓮香」(れんしゃん/東京都港区)など。それらのお店はどこも賑わっています。

「マニアック中華」が注目を集めるのは、美味しさはもちろんのこと、なんといっても予測のつかないこと。使用される食材から、その味や香りなど想像がつきません。そんな未知なる味へと好奇心を刺激されて食べたいと思うのではないでしょうか。

いずれにせよ、マニアック中華はユニークで新鮮。日本で提供するお店や料理人たちもまた先鋭的で、日本人の味覚に合わせアレンジするなどの新しい料理を出し続けています。是非、味わってみてください。

(大澤 哲/『dressing』編集部)

■香辣里(シャンラーリー)(三軒茶屋) 湖南周辺少数民族料理
東京都世田谷区太子堂4-23-11 GEMS三軒茶屋7F
03-6450-8791
月〜金 11:30〜15:00(L.O.14:30)18:00〜24:00(L.O.23:30)
土日祝 11:30〜24:00(L.O.23:30)
休:無休

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取材・文/大野智己 撮影/五十嵐和博

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