ご友人が明かす天皇陛下の普段の服装、お風呂上がりもスーツ姿

天皇陛下のご友人が普段の生活での姿を明かす 60年前は風呂上りでもスーツをお召しに

記事まとめ

  • 天皇陛下のご友人・織田和雄さんが陛下の普段の生活での姿について語った
  • 皇太子時代から、いついかなる時でもネクタイを締めた洋風のスーツスタイルだったそう
  • 60年前に葉山御用邸でお風呂に入った際には、湯上りでもスーツをお召しになったという

ご友人が明かす天皇陛下の普段の服装、お風呂上がりもスーツ姿

ご友人が明かす天皇陛下の普段の服装、お風呂上がりもスーツ姿

公務ではスーツ姿が多い天皇陛下(写真:時事通信フォト)

 ご退位まで、残すところ約1か月となった天皇陛下。すでにその日に向けて、連日、様々な儀式や行事を皇后美智子さまとともに務められているが、公務で目にする陛下のお姿は、いつもきっちりとしていて、スーツあるいは燕尾服という出で立ちが常。

 国賓を招いての晩餐会などでは、国際儀礼(プロトコール)に則って燕尾服の上に、最高位の勲章“大勲位菊花章頸飾”(だいくんいきっかしょうけいしょく)と、“綬”(じゅ)と呼ばれるタスキのようなものを、斜めに身に着けることもある。

 また皇室の伝統として継承されてきた祭祀では、平安時代から続く黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)という、天皇だけに許された装束に身を包む。

 では、カメラやマスコミの取材がない時の、普段の生活では、どのような姿でリラックスされているのだろうか。そこで70年来の交流があるという陛下のご友人であり、『天皇陛下のプロポーズ』(小学館)の著書でもある織田和雄さん(83)に取材したところ、意外な情報を語ってくれた。

「陛下は皇太子時代から、いついかなる時でもネクタイを締めた洋風のスーツスタイルでした。しかし平成に入ってからのことでしたが、1回だけ、和服を着ていらっしゃったお姿を目撃したことがあります」

 それは、織田さんが御所で開かれた食事会に招かれた時のこと。気の置けないご友人の方たちが集まるとあって、陛下は珍しく和服をお召しになり、リラックスされたご様子だったという。織田さんによれば、これまで何度も御所に伺って陛下にお会いしていたが、和服姿を見たのはこの時だけ。

「60年前、私は陛下と葉山御用邸に泊まって一緒にお風呂に入りましたが、その後も陛下はきちんとスーツをお召しになっていました。普通、湯上りはくつろいだ服装で過ごしたいものですが、将来天皇となるご自覚と強い意志は、当時から服装にも表れていました」と、織田さんは振り返る。

 お風呂に入った後もスーツ姿という生活は窮屈なイメージがするが、生まれた時から皇太子というお立場だった陛下にとっては、それが当たり前なのかもしれない。

 織田さんも陛下の「どこでもスーツ」に影響され、テニスをするために御所へ伺う時は、必ずスーツ姿でネクタイを締めていたという。

「私はスーツに慣れていなかったので、どうも堅苦しくてたまらない。すると、陛下は気を回されて、“君はスポーツシャツでもいいのですよ”とおっしゃってくださいました」(同前)

 いつでもきちんとされていた陛下のエピソードからは、常に自らを律してこられた陛下の誠実なお人柄がにじんでくる。ご退位後は公務を離れて、リラックスした服装で過ごされる時間が訪れるかもしれない。

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