定年後の勝ち組・負け組 令和時代の考え方とは

定年後の勝ち組・負け組 令和時代の考え方とは

定年後のお金に対する考え方を変えるべき

 令和の時代に定年後の「勝ち組」と「負け組」はどこで決まるのか。年金のもらい方から、何歳で完全リタイアするのか、資産の運用方法まで、人生の選択の正解はひとつではない。その人の家族構成や資産の内容、ライフスタイル、健康状態によっても違ってくる。

 その選択を誤ると貴重な資産を失い、健康を損ね、途端に生活に窮することになりかねない。では、負け組にならないためには何に重点を置いて考えたらいいのだろうか。

 例えば、年金を何歳から受給するかを考える場合には「妻との年齢差」が大きなポイントになる。

 資産を貯金で守るか、投資で増やすかを選ぶときは「年金の金額」が判断基準だ。年金が少ない人が生活費の足しにとハイリスクの運用に走るのは禁物で、むしろ、一定以上の年金収入がある人は生活費を超える分の収入を投資に回すことができる。

 逆に、夫婦の年金収入が「住民税非課税世帯」の範囲内であれば、無理を強いて長く働くより、65歳で完全リタイアして支払う税金や保険料を最少にするほうが“健康で文化的な生活”を送れる可能性がある。

 ファイナンシャルプランナーの徳永浩氏は考え方の基本をこう指摘する。

「人生100年時代は子供に財産を残してやりたいと考えていては乗り切れない。郊外の戸建てに住んでいて健康に不安があるなら、価値があるうちに売却して通院や買い物に便利な都心の小さなマンションに住み替える。そうすれば維持費がかかる車を持ち続ける必要もなくなる。

 第二の人生のライフスタイルを決め、それに合わせた経済基盤をつくっていく。長い残りの人生は資産を効率的に増やし、維持し、そして使い切ることで生活の質を上げていくことを最優先に考えるべきです」

※週刊ポスト2019年5月31日号

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