開催まで残り1年 東京五輪会場11施設を空から撮影

開催まで残り1年 東京五輪会場11施設を空から撮影

選手村(中央区)

 開催まで約1年となった東京五輪だが、その会場建設では、検査データ改ざんや施工業者の破綻、五輪終了後の経営難など、多くの問題を抱えている。今回、その現場を空から撮影した。数ある施設の中から11か所を紹介しよう。

■選手村(中央区)

 敷地内にはカフェなど各種店舗が入った「ビレッジプラザ」が建設予定。全21棟の住宅棟は内装工事中で、12月の完成を目指す。

■有明テニスの森(江東区)

 大会中のテニス競技メイン会場となる有明コロシアムをはじめ、屋外コート、公園内の施設を改修中。全体の完成は来年3月を予定。

■有明アーバンスポーツパーク(江東区)

 有明テニスの森近くに、常設ではなく仮設。追加種目のスケートボードほか自転車BMXなど都市型競技の会場となる。

■カヌー・スラロームセンター(江戸川区)

 競技コース部分は5月末に完成し、選手控室となる管理棟を建設中。人工的に水流を作ることができる国内初の施設で長さ約200メートル。

■海の森水上競技場(東京臨海部)

 5月に完成。クロスカントリーコースの南側にボート・カヌー会場を新設し、両端に締め切り堤を設置するなど、海の波を低減する工夫を施した。

■有明体操競技場(江東区)

 10月に完成予定。屋根や外装に木材を使用。軒下空間を日本特有の「縁側」のようにしつらえ、「木の器」を表現した。

■有明アリーナ(江東区)

 バレーボール会場。地上5階、約1万5000席。五輪後は、スポーツ大会やコンサート会場として使用され、黒字運営が見込まれる唯一の施設。進捗は約8割で、12月に完成予定。

■東京アクアティクスセンター(江東区)

 建設費が567億円に上る世界最高水準の水泳場で、重さ7000トンの大きな屋根が特徴。8割近くが完成。大会後は赤字運営(年間6億4000万円)の見通し。

■大井ホッケー競技場(品川区・大田区)

 8月に完成披露式典を予定。大会後は、ホッケー、フットサルなどスポーツを楽しめる多目的グラウンドとなるが、赤字運営(年間9200万円)の見通し。

■夢の島公園アーチェリー場(江東区)

 整備費は約9億円で既に完成。約2ヘクタールの敷地は芝で覆われ、暑さ対策で長い屋根が設置された。大会では予選会場として使用。

■海の森クロスカントリーコース(東京臨海部)

 東京湾にゴミを埋め立てた人工島に、馬術コースを仮設。土地の帰属を巡り江東区と大田区が係争中で、判決は9月。

◆撮影/小倉雄一郎

※週刊ポスト2019年8月2日号

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