都民ファーストの会 女性都議候補が「おめでた」ラッシュ

都民ファーストの会 女性都議候補が「おめでた」ラッシュ

最初に発表したのは後藤奈美氏(左。同氏のFacebookより)

 小池百合子・都知事の自民党離党と代表就任で「都民ファーストの会」はいよいよ東京都議選(7月2日投開票)に向けた戦闘態勢を整えた。そんな都民ファーストの会の女性候補に「おめでた」ラッシュが起きている。

 最初に「妊娠」を発表したのは足立区から出馬する後藤奈美氏(30)。候補者選考の最中にわかり、悩んだ末に出馬を決めた。現在妊娠5か月で予定日は10月末から11月はじめで、当選すれば12月定例議会の出席が微妙になる。都議会は「産休」は認められるが育児休業はない。

〈議会をどうしても欠席しないといけない期間は、10日前後と考えています。(中略)その間の報酬返上などを含め、現在ない仕組についても提言させていただきたい〉(後藤氏のフェイスブック)

 そして本誌の取材に初めて妊娠の事実を認めたのが現中央区議で同区から出馬予定の西郷歩美氏(32)だ。今年3月19日に結婚、5月に民進党を離党し、5月31日に都民ファースト公認で出馬が決まったばかりだ。

「妊娠3か月に入ったところです。4月末からつわりがひどく、水も飲めなかった。1日6回くらい吐いて、体重は6kg落ちました。まだ安定期に入っていないし、不妊治療に苦しんでいる方々の気持ちも考えて公表は控えていました。予定日は12月中旬ですが、早まれば12月議会の出席は難しくなるかもしれません」(西郷氏)

 それでも選挙戦を戦うというのだから母は強し。

 後藤氏の公約は「待機児童解消」、西郷氏は幼児保育学科出身といずれも育児問題が専門。昨年10月には都議会議事堂1階に0~2歳児を預かる「とちょう保育園」(定員48人)が開設されるなど、タイミングもいい。

 ところが、この保育園は「都庁職員の枠はあるが、都議は従業員ではないため枠はありません」(運営する東京都人材支援事業団)という。2人は当選したらいきなりわが子の待機児童問題に直面しそうだ。

※週刊ポスト2017年6月23日号

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